佐藤多香子さんの裂織ポット敷き

佐藤多香子さんの裂織ポット敷きが、ほっこり暖色の冬仕様で揃っています。
今回もとても素敵な色合いですので、いくつかご紹介します。

1.img_2463
ポット敷といっても、もちろん何に敷いても自由です。
こちらは少し大ぶりなサイズの丹波立杭焼のマグカップで、
ポット敷のサイズは、約20cm角です。

2.
dsc_2322

3.
dsc_2321

4.
dsc_2327

5.
dsc_2326

6.
dsc_2324
dsc_2323
裏表はありません。違いを楽しむ事ができます。

7.img_2424
お正月らしいディスプレイにも、一役。

どれも明るさと落ち着きの色調バランスがよく、ホッと一息の時間を楽しく彩ってくれます。民藝のうつわとの相性も抜群です!
古いきれを裂いたものを緯糸にして、きっちりと織った裂織は、大変丈夫です。
元々が働き者の布達です。
もし汚れてもどんどん洗って、またたくさん使わせてもらいましょう。

◇新潟・佐藤多香子 裂織ポット敷
約20cm×20cm ¥3,200(税別)
※画像によって色のイメージが違う事があります。
もし通信販売をご希望の際はご了承をお願いいたします。

手しごと 山藤

伊賀の土鍋

こんにちは。
いよいよ本格的に冬到来。
わたしも厚手のコートを引っぱり出してきました。
クリスマスももうすぐですね。そしてお正月。
一年の短さは知っているつもりですが、毎年毎年びっくりします。

dsc_2333

今日は、冬の手しごと展で中心に据えている伊賀の土鍋を紹介します。
伝統的に土鍋作りを継承する伊賀丸柱焼。
この地で産出する陶土は多孔質で、直火に耐えることができます。
ただし、それでもヒビは入ります。
ヒビが入って当たり前の土鍋。心配はご無用です。使っていると自然にふさがります。
空焚きしない。急冷しない。
少しだけ注意をすれば大丈夫。

現代では土鍋のヒビ割れを嫌い、外国産の鉱石を混ぜて生産されたものがほとんどですが、手しごとで扱う土鍋は伊賀の美しい白土だけで作られています。
伊賀本来の土色を生かし、柔らかい風合いを残しています。

◇やまほん陶房 青地釉9寸土鍋
dsc_2288

dsc_2291土色の影響を受けにくいので、青緑色が冴え冴えとしています。

◇飴釉9寸土鍋dsc_2290
陶土の粗さが透明質の飴釉の濃淡をひろい、味わいのある肌に仕上がります。

◇青地釉7寸土鍋
◇飴釉7寸土鍋
dsc_2284

dsc_2289

dsc_2280

dsc_2301

dsc_2303
ユニークさも感じる持ち手ですが、伝統的なものです。
中身も入ればかなりの重さになる鍋もしっかりと持ちやすい形状です。
全体に均整の取れた美しいプロポーションです。

◆9寸土鍋(4人前後用)φ29cm h16.5cm ¥9,500(表記は全て外税)
◆7寸土鍋(1〜2人用)φ22.5cm h12.5cm ¥5,000
※8寸は現在品切れしています。

◇松山陶工場 8寸土鍋dsc_2306

dsc_2307

dsc_2310
土味をそのまま生かした仕上がりです。
焼成すると赤みを帯びた温かな色合いが表出します。
昔ながらの素朴な風合いがあります。

◇6寸土鍋
dsc_2299

dsc_2301
夜食に味噌煮込みうどんを作ってほしい。どなたか。

◇7寸深土鍋
dsc_2289

dsc_2285
ごはんが美味しく炊ける深土鍋。
先日の忘年会で、こちらにトマト味のロールキャベツを作って持って来て下さった方がいて、見た目のおいしそうさと実際のおいしさに歓喜しました。

◆8寸土鍋 φ25cm  h17cm ¥5,000
◆6寸土鍋 φ20cm h12.5cm ¥2,700
◆7寸深土鍋 φ22cm h12cm ¥4,500

◇カネダイ陶器
行平鍋
dsc_2303
前回のブログでは、こちらの窯の焙烙(ほうろく)とおひつをご紹介しました。
こちらは、行平鍋です。
伊賀の白土に白釉を施し、さらに柔らかい印象になっています。
要所に鉄が巻かれ、輪郭が浮き上がります。
形といい、なんとも愛らしい鍋です。
鍋を愛してしまうなんて、ちょっと可笑しいですね。

◆6寸行平鍋 φ19cm h17.5cm ¥5,400
◆5寸行平鍋 φ16cm h15cm ¥3,800

手しごと 山藤

ノッティングなども入荷しています。冬の手しごと展中盤。

冬の手しごと展。
温かいお料理の食卓を中心にご提案しておりますが、

dsc_2410

さらにいろいろと追加で届いています。

dsc_2403

まずは外村ひろさんのノッティングです。
‘knot (ノット)’は「結び目」を意味し、経糸(凧糸)にウールの残糸を手で結び込み、絨毯のようなふかふかの椅子敷として仕上げたものです。
倉敷の本染手織研究所、およびノッティングの創始者である外村吉之介氏の元で学ばれた、確かな仕事に触れてみて下さい。

dsc_2384
小サイズ ¥18,000(税別)
大サイズ ¥20,000(税別)

dsc_2393

dsc_2390

dsc_2395

knot=結び目です。
ウールにチクチクしたイメージをお持ちかと思いますが、とても柔らかく温かく優しいさわり心地です。

dsc_2389

松本民芸家具のスツールにぴったり!

そして、焼き物もいくつか。

dsc_2409

土鍋以外にも、伊賀の土を使ったおひつや、焙烙(ほうろく)があります。
どちらも、あるとうれしい機能的な道具です。

dsc_2380
冷えたご飯を入れてレンジでチンをすると、
フタ裏の素焼き部分が水分を調整して、ふっくらとおいしさが戻ります。

伊賀焼おひつ(1合サイズ)
飴色 ¥2,400(税別)
白色 ¥4,800(税別)
※白色は、過去に朝日新聞に掲載された際の特別注文デザインのため、価格が異なります。
伊賀の美しい白い土をそのまま生かした色合いです。
持つ部分に滑り止めの彫りを入れ、フタ上部に2本、器の内外に1本ずつ入れた木炭でスッと引いたようなラインが、柔らかくも全体をひきしめています。

dsc_2381

dsc_2383
フタは使わず、下の器はオーブンにも使えます。
ケーキもふっくらと仕上るようです!
フタがあると保管にも便利ですね。

img_2284
茶葉いり ¥3,200 (税別)
ごまいり ¥1,800(税別)

こちらも伊賀の白土をそのまま味わえる焙烙(ほうろく)です。
焙烙は現代では余りなじみが無くなりましたが、
「煎る」「炒る」ために用いる素焼きの鍋です。
・古くなって風味の飛んだ煎茶をほうじ茶にする。
・コーヒー豆の自家焙煎に挑戦する。
・ごまを炒る。銀杏を炒る。などなど。
ちょっとした楽しい時間がうまれそうな道具です。

小代焼ふもと窯も並べました。
dsc_2416

dsc_2412

dsc_2417
こちらは井上尚之さんのコップと7寸皿。
dsc_2419
縁のイッチン模様が面白い仕上がりになっています。

湯町窯、
小石原焼 太田哲三窯、
丹波立杭焼 俊彦窯、
出西窯、
やちむん、
小鹿田焼、
などなどもいろいろと引き続き並べています。

どうぞ「冬の手しごと展」へ!

手しごと 山藤

丹波立杭焼 俊彦窯、入荷しました。

今日は、先日入荷した丹波焼の一部をご紹介いたします。
丹波立杭焼きは日本六古窯のひとつで、はじまりは平安時代末期頃と言われています。
俊彦窯の清水俊彦さんは、河井寛次郎の弟子、生田和孝の直径の弟子であり「しのぎ」や「面とり」の優れた技術を持つ貴重な作り手です。
今回入荷した器たちにも、美しいしのぎや面取りがほどこされています。

img_4065

丹波焼といえば、白と黒の釉薬。特に黒釉は、濱田、河井の弟子で釉薬の研究者でもあった奥田康博が生み出した「奥田黒」ともいわれる美しい黒釉が特徴です。

img_4073
放射線状に施された精緻なしのぎ。深い黒釉が美しい5寸鉢。5,100円(税別)φ16㎝

img_4066
細めのしのぎが手になじむ飯椀。この季節、炊き込みご飯にいかがですか。2,700円(税別)φ12㎝

食卓をぴしっと引き締める俊彦窯の美しい器たち。普段使いはもちろん、これからの季節、ちょっとかしこまったお正月のテーブルにも活躍してくれそうです。

手しごと 中里

「冬の手しごと展」はじまりました

昨日から冬の手しごと展がスタートしました。
土鍋やホームスパンのマフラー、ウールソックスなど冬ならではのアイテムで店内がにぎやかになっています。
2日目の今日は、まさにぽかぽかの小春日和。
等々力渓谷に行った帰りに立ち寄ってくださる方もいらっしゃいました。

dsc_2400

dsc_2403
小鹿田焼の雲助に紅葉ヒペリカムと白い椿を。

dsc_2433
湯町窯、入荷しています。

dsc_2389
鍋まわりの小物も少し。

dsc_2421
伊賀の土鍋で鍋パーティーしたいですね。

dsc_2416
盛岡から蟻川工房のホームスパンのマフラーも届いています!

dsc_2378
こちらは今日届いた佐藤多香子さんの裂織。

それぞれについて、またお伝えしますね。

手しごと 山藤

2017年の「日本の手仕事カレンダー」発売中です

dsc_2378

今年もあと2ヶ月弱ですね。
毎年恒例の「日本の手仕事カレンダー」を販売しております。小田中耕一さんの型染めによる簡素で親しみのある絵柄に、月毎の歳時的なよろこびを感じることのできる愛らしいカレンダーです。

dsc_2385

dsc_2393

dsc_2396

dsc_2391

卓上タイプは気軽にいろんなところに置いて楽しめます。
手仕事の小物などと一緒に置いて、ちょっとしたコーナーをつくるのにもよいです。

壁に貼れるポスター型もあります。

dsc_2396

卓上型とは絵柄が異なるので、場所に応じて使い分けながら楽しんでみて下さい。部屋が少し楽しく明るくなるように思います。

○卓上型 ¥600 (税別)
○ポスター型 ¥300 (税別)

手しごと 山藤

沖縄の焼き物 ‘やちむん’ が届いています。

dsc_2294
◇6寸マカイ(碗)
φ19cm h9cm ¥2,600(表記は全て外税です)

美しいシルエット。
高めの高台からふっくらと立ち上がり、口縁までスッとのばされたラインがきりりと引き締まっています。
手になじみ、口になじむ形ですので、
麺類のどんぶりとして使えば、つゆを飲むのにも適しています。
柄は画像の葉紋のほかに、三彩点打ちがあります。

dsc_2312
◇4寸マカイ
φ12cm h6cm ¥1,200

標準サイズのご飯茶碗です。
左側が飛びかんな、右側は葉紋です。
この他に三彩点打ちがあります。

dsc_2310
◇3.5寸マカイ
φ10.5cm h3.5cm ¥1,100

お子さまやごはん少なめの方に。
左側の梅紋は、焼成時釉薬が溶け出して何やらおもしろい模様になっています。

dsc_2307dsc_2306
dsc_2285
dsc_2296
dsc_2299
◇3寸・4寸・5寸ワンブー(鉢)
φ9.5cm h4.5cm ¥1,000
φ12cm h6cm ¥1,200
φ15.5cm h7.5cm ¥1,900

ワンブーの特徴的な縁が、まるで額縁のように料理を彩ります。
深さがあるので、意外とたっぷり盛ることができます。

dsc_2317
◇マグカップ
φ8.5cm w11cm h9cm ¥2,600

化粧土がグレーがかって、落ち着いた雰囲気があります。
形も均整がとれています。

dsc_2319
◇カップ&ソーサー ¥3,600
カップ φ8.5cm w11cm h8cm
ソーサー φ13cm h4cm
セット時 h10cm
dsc_2320

マグカップと菓子皿のセットアップ という使い方もおすすめです。

dsc_2321

カップには筒型と高台のあるタイプがあります。

やちむんがあるとテーブルがぱっと華やぎますよ。
dsc_2308

dsc_2284

手しごと 山藤

星耕硝子 伊藤嘉輝さんトークイベント

東京はあいにくの雨ですが、尾山台 手しごとは「星耕硝子/伊藤嘉輝の仕事」展3日目です。17日の初日には伊藤さんのトークイベントが開催されました。予想以上の参加人数でお集りいただいたお客様には狭いところご不便をおかけしましたが、みなさんとても興味深げにお話しに耳を傾けていらっしゃいました。

お話しは、硝子づくりの難しさや仕事に対する思い、伊藤さんのプライベートな話題まで幅広く語っていただきました。

特にみなさんの関心が高かったのは、伊藤さんの作り出す色について。独特の黄緑色や藍染めのようなインディゴブルーがどうやって生まれたか、おしげもなくおしえてくださいました。ここでは書きませんが、企業秘密ではなかったようです!

『硝子作りを仕事としていることに疑問を感じたことは?』の質問には、『一度も無いですね』とたんたんとにこやかに言い切っていらっしゃいました。(すごい!)その迷いの無さが作り出す硝子に現れている!とても腑に落ちました。

img_3686

まだ、ご来店になられてないみなさん、ぜひ伊藤さんの作り出す硝子を見にいらしてください。そして、独特の色使いをどうやって作り出しているのかを知りたい方は、スタッフまでお声がけくださいね。

26日まで開催中です!

手しごと 中里