今日は、先日入荷した丹波焼の一部をご紹介いたします。
丹波立杭焼きは日本六古窯のひとつで、はじまりは平安時代末期頃と言われています。
俊彦窯の清水俊彦さんは、河井寛次郎の弟子、生田和孝の直径の弟子であり「しのぎ」や「面とり」の優れた技術を持つ貴重な作り手です。
今回入荷した器たちにも、美しいしのぎや面取りがほどこされています。
丹波焼といえば、白と黒の釉薬。特に黒釉は、濱田、河井の弟子で釉薬の研究者でもあった奥田康博が生み出した「奥田黒」ともいわれる美しい黒釉が特徴です。
放射線状に施された精緻なしのぎ。深い黒釉が美しい5寸鉢。5,100円(税別)φ16㎝
細めのしのぎが手になじむ飯椀。この季節、炊き込みご飯にいかがですか。2,700円(税別)φ12㎝
食卓をぴしっと引き締める俊彦窯の美しい器たち。普段使いはもちろん、これからの季節、ちょっとかしこまったお正月のテーブルにも活躍してくれそうです。
手しごと 中里