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小鹿田焼・小石原焼をオンラインに掲載しました

オンラインショップに小鹿田焼・小石原焼のうつわを掲載しました。

小鹿田焼は、昨年末と、先日3月の窯出しのものを中心にご紹介します。
今回は坂本浩二窯と黒木昌伸窯から。
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2739269&csid=2&sort=n

この2つの窯元、近年扱うお店が急速に増えていますが、
技術やうつわの魅力はもちろんのこと、しっかりとした
安定した仕事を続けていることが理由の一つなのだろうと思います。

手しごとでは、坂本浩二さんの高いロクロ技術が感じられる仕事を
見ていただきたいという思いで、色々とお願いしています。
また、手しごと・もやい工芸創業者の久野恵一とともに
取り組んで作ってきた器を再現していただいています。
これからの小鹿田の新しい仕事の手本にしたいという思いです。

尺皿
http://teshigoto.shop/?mode=srh&sort=n&keyword=%BA%E4%CB%DC%B9%C0%C6%F3+%BC%DC%BB%AE

5寸切立皿
http://teshigoto.shop/?pid=167766428

4寸飯碗
http://teshigoto.shop/?pid=167766421

息子さんの拓磨さんによる、元気が良くて勢いのある仕事。
8寸深皿
http://teshigoto.shop/?mode=srh&sort=n&keyword=%BA%E4%CB%DC%B9%C0%C6%F3+%A3%B8%C0%A3%BF%BC%BB%AE

黒木昌伸さんの尺皿。
http://teshigoto.shop/?mode=srh&sort=n&keyword=%B9%F5%CC%DA%BE%BB%BF%AD+%BC%DC%BB%AE

コーヒー碗皿は新しい形です。
http://teshigoto.shop/?pid=167766441

スープカップも新しい柄をお願いしました。
http://teshigoto.shop/?mode=srh&sort=n&keyword=%B9%F5%CC%DA%BE%BB%BF%AD+%A5%B9%A1%BC%A5%D7%A5%AB%A5%C3%A5%D7+

 

小石原焼・太田哲三窯からは、定番の製品を中心に。
こちらも熟達の仕事を見ていただきたいと思います。
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2739269&csid=5&sort=n

今回は、急須や土瓶が入荷しています。
陶土の調子が良くないと、なかなか数が取れない(焼損じが多い)そうで、
普段はあまり作られません。
今回はそのタイミングに合いました。
形のバランス、持ちやすさ、水のキレ、全てに優れた、
太田哲三さんの熟練の仕事です。
http://teshigoto.shop/?mode=srh&sort=n&keyword=%C2%C0%C5%C4%C5%AF%BB%B0+%C5%DA%C9%D3

他にも、小鉢や皿などどれをとっても扱いやすく、
使い手のことが考えられているなあと感じます。
使う楽しさ、快適さ、そして何より美しさが追求されている
仕事と言えるのではないでしょうか。

ということで、色々種類がありますが、基本的に個体ごとに選んでいただけるようにしています。
ごゆっくり選んでいただけたら幸いです。

出西窯のうつわを掲載しました

オンラインショップに出西窯のうつわを掲載しました
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2542677&csid=6&sort=n

前回の新着はもやい工藝の特注品が中心でしたが、
今回は出西窯の定番品を中心に、少しですがご紹介します。

定番製品ではありますが、個体一つ一つを選んでいただけるようにしました。
一つ一つ写真を撮って気づいたのは、
窯の職人さんのきっちりとした仕事ぶりです。
サイズや形など、丁寧に揃えて作っていることがよくわかりました。
個体差はそれほど大きくないですが、
釉薬の調子や表情など、やはり一つ一つ違いがありますので、
じっくり選んでいただけたらと思います。

今回新着のうちもやい工藝の特注品は、
7寸プレート皿
http://teshigoto.shop/?pid=167257801

3.5寸プレート皿
http://teshigoto.shop/?pid=167257800
http://teshigoto.shop/?pid=167257799
の3点です。

他、少し珍しいものをピックアップしますと、
石鹸置き
http://teshigoto.shop/?pid=167257783
湯呑 赤土二彩線引
http://teshigoto.shop/?pid=167257790
など。

出西窯らしい、日々の暮らしに取り入れやすいうつわを
ぜひご覧ください。

出西窯・湯町窯のうつわを掲載しました

オンラインショップに湯町窯・出西窯のうつわを掲載しました。
昨年窯を訪ねた折に、現地で選んできたものをご紹介します。

湯町窯
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2542677&csid=9&sort=n

出西窯
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2542677&csid=6&sort=n

出西窯からは、もやい工藝オリジナルの製品が中心です。
先代のオーナー・久野恵一が、窯元とのやりとりのなかで
意匠を手がけてきました。

出西窯 線紋鉢
http://teshigoto.shop/?pid=166585375
内側に指で一本線を引き、出西定番の呉須釉をかけたボウル。

出西窯 コーヒー碗皿 ふち呉須・飴・緑
http://teshigoto.shop/?pid=166585372
http://teshigoto.shop/?pid=166585374
http://teshigoto.shop/?pid=166585373
定番のコーヒー碗皿のふちに釉薬を施し、アクセントにしたもの。

湯町窯は、定番のものを中心に選んできましたが、
スリップがやや多めになっています。

湯町窯 ポット 小
http://teshigoto.shop/?pid=166585370
湯町窯定番のポット、久しぶりの入荷です。
持ちやすさ、液切れのよさ、どちらも素晴らしく、
福間琇士さんの技術の高さが感じられます。

湯町窯 コーヒー碗皿 黒スリップ
http://teshigoto.shop/?pid=166585367
黒にシンプルなスリップ模様が施されたコーヒー碗皿。
モダンな雰囲気を纏って良いです。

湯町窯 ボウル
http://teshigoto.shop/?pid=166585351
湯町窯ならではのボウル。
こちらも黒にスリップが施されて引き締まった印象。
しっかりと縁がとられていて、使いやすい良品です。

出西窯、湯町窯ともに日常使いのうつわに徹した窯元ならではで、
どれも使いやすく、日々の暮らしに寄り添う良品です。
ご覧いただけたらと思います。

 

オガミノさんの食卓【第8回】いろは窯のうつわ編

オガミノさんの食卓【第8回】

本格的なインド料理教室として名高い「キッチンスタジオ・ペイズリー」で、
講師として活動されているオガミノさん。
広大なインドの文化と食の多様性、インドの食文化の面白さに惹かれ、
インド料理の道を志されたのだそうです。
そんなオガミノさんは、手仕事フォーラムの活動などを通じて、
日本の手仕事にも深い興味を持ち、いろいろなうつわを
日々の暮らしに採り入れています。
この企画は、オガミノさんの日常の食卓を覗き、そこで使われているうつわ、
そして、オガミノさんが得意とするインド料理を(ちょっとだけ)紹介する企画です。

今回は、「いろは窯のうつわ」編です。

いろは窯は、三重県の多気町で、服部日出夫さんが営む窯です。
服部さんのうつわは、柔らかくて深みのある青色が特徴。
素朴で優しい雰囲気があります。

器には色々な色がありますが、青色はどちらかといえば少数派です。
青色のうつわは食卓でどのように活躍してくれるでしょうか?
オガミノさんにお願いして、いろは窯のうつわを中心に食卓を設えていただきました。

今回のメニューは、
・タンドリーチキン
・オニオンアチャール(玉ねぎの漬物)
・かぼちゃカレー
・カリフラワーのサブジ(オイル蒸し煮)
・じゃがいものクミン炒め
・ほうれん草のサブジ(炒め煮)
・ターメリックライス
です。
今まで連載で取り上げてきたインド料理は、ややマイナーなものが多かったかもしれません。
今回は、北インドの一般家庭でごく日常的に食べられているものを紹介していただきました。
インド料理屋さんでおなじみのメニューだったり、
料理名を聞けばなんとなく想像がつくものもあるのではないかと思います。
レシピも載せていただきましたので、よければ作ってみてください!
では、今回の料理を紹介していただきましょう。
タンドリーチキン、オニオンアチャール
インド料理屋さんでもおなじみのメニュー。
現地仕様で紅く色を付けて焼いてみました。
酸味と辛味の効いた玉ねぎのアチャール(お漬物)を添えるのが定番です。
カリフラワーのサブジ(オイル蒸し煮)
.
北インドの定番中の定番のおかず。
カリフラワーをじっくりと時間をかけて無水で蒸し煮にしていきます。
見た目は地味ですが、旬の味の乗った瑞々しいカリフラワーで作ると、スパイスが中まで染み込んだ美味しいジュースが口の中に溢れ、思わず笑みがこぼれてしまう一品。
ほうれん草のサブジ(炒め煮)
うつわ:やちむん
.
ほうれん草と少しのトマトをニンニクたっぷりのオイルでくたくたになるまで炒め煮にした素朴なおかず。
このサブジも旬のほうれん草で作るとシンプルながらとても美味しく、1束があっという間になくなる冬の定番メニューです。
かぼちゃカレー
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材料はかぼちゃとトマトのみのシンプルなカレー。
スパイスの染み込んだかぼちゃがしみじみ美味しいです。
じゃがいものクミン炒め
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クミンシードの香りをうつしたオイルでじゃがいもを炒めた簡単おかず。
ホクホクのじゃがいもに、炒めたクミンの香ばしさが美味しい一品です。
インド料理以外でもお肉料理等の付け合わせに、ビールのお供に、また冷めても美味しいのでお弁当にも重宝します。
ターメリックライス
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ターメリックを入れて炊いたご飯。
研いだお米に、2合につきターメリックと塩を小さじ1/4くらい、(今回、目分量で入れたら少し多すぎました…)サラダ油を少々入れ、普通に水加減していつも通り炊くだけ。
ルーのカレーの時にもぜひお試しください。
マイソールパク
.
南インドのカルナータカ州のマイソールの伝統菓子。
砂糖とギー(インドの澄ましバター)とベーサンというひよこ豆の粉を加熱して練って固めたスイーツです。
口の中に入れるとギーの香りが広がり、落雁のようにサラリと溶けていく滑らかなくちどけが特徴、なのですが、目下練習中。
冒頭に述べた通り、いろは窯のうつわは何と言っても青が特徴ですが、
この青色が、今回のような暖色系の料理をとてもよく引き立てているのがわかります。

色調がやや強めの料理も、うつわの青色と見事に調和しているのではないでしょうか。

オガミノさんにうつわを使った感想をいただきました。
いろは窯・灰釉8寸縁折返皿(タンドリーチキン、オニオンアチャール)
ちょっとくすんだ温かみのある乳白色の地に柔らかな色合いの呉須の縁取り。
ビビッドに色づけたチキン、合うかしらと思ったのですが、
すんなりと受け止めてくれました。
少し深さがあるのでワンプレートでカレー皿にしたり、パスタ皿として使ったり、
いろいろな用途に使えると思います。
いろは窯 6寸縁折返皿(カリフラワーのサブジ)
タンドリーチキンのお皿の一回り小さいサイズです。
縁の呉須の色がより鮮やかで、はっきりとした印象です。
黄色く染まったカリフラワーと呉須の明るいブルーのコントラストがきれいな一皿になりました。
今回のようにちょっとしたおかずを盛るほかに、
ケーキ皿として、また銘々の取り皿として使ってもよいと思います。
いろは窯 汁碗(じゃがいものクミン炒め)
ころんとした形がとてもかわいらしく、上下の色調のグラデーションがとてもきれいな呉須の汁碗。
この日はちいさなおかずを盛ってみました。
お碗の内側は白い釉薬がかかっているので、食卓でも明るく映えます。
本来の用途である汁碗としても、
手によくなじむ持ちやすい形で、汁を入れても重すぎることもなく、
また口に当てた時の厚みも自然で、心地よく使うことができます。
いろは窯・スープ碗(ターメリックライス)
鉄唐草が描かれたスープ碗。
のびやかで闊達でありながら品のある絵付けが一目見て気に入りました。
鉄釉の深い緑を帯びたようなダークブラウンの色もとても綺麗です。
浅めで大きさもあるので、スープ碗以外にも、カレーの取り皿としてぴったり。
ちょっとした煮物やおかずを盛るなど、使い勝手がとても良いうつわです。
いろは窯・4寸小皿 内外呉須(マイソールパク)
落ち着いた深みのある呉須で、4寸という小さなサイズでありながら存在感があります。
小菓子をのせたり、お浸しなどの小さなおかずを盛り付けたり。
藍にも近い深い色合いで、食卓にこの一皿があるだけでテーブルが引き締まります。

持ちやすく、骨格のあるしっかりとした形は、熟練の陶工・服部さんならではの仕事です。
こうした形の良さも、使い勝手の良さにつながっているのだと思います。

他にも、いろは窯のうつわで色々と料理を用意してくれました。

8寸縁折返皿に、香菜とアーモンドのパスタ。

同じく8寸縁折返皿に、カマスのアクアパッツァ。

スープ碗に、キャベツとベーコンのスープ。

どれも美味しそうです・・・

冒頭でご紹介したインド料理の暖色系に限らず、どの食材も色鮮やかに引き立てているのがわかります。
ふだんの食卓も、より美味しく彩ってくれそうです。

今回は盛りだくさんの内容になりました。
オガミノさん、今回もご馳走様でした!

今回ご紹介したうつわは、こちらからオンラインショップページをご覧いただけます。
いろは窯のうつわは、ここでご紹介したもの以外も色々ありますので、あわせてご覧ください。

【オガミノさんのレシピ】じゃがいものクミン炒め
<材料>
 じゃがいも・・・2個(300g程度)
 ターメリック(あれば)・・・小さじ1/2
 サラダ油・・・大さじ1
 クミンシード・・・小さじ1
 塩・・・小さじ1/2
 ガラムマサラ(なければブラックペッパー)・・・小さじ1/3
 レッドペッパー(一味唐辛子でも可)・・・ひとつまみ
※塩、ガラムマサラ、レッドペッパーは合わせて混ぜておく
<作り方>
(1)ジャガイモは1.5㎝角に切って、ターメリックを入れた湯で茹でておく。
(2)鍋にサラダ油を温め、クミンシードを2、3粒落としてみて、
シュワシュワ泡だったら残りを入れ、パチパチとはじけて香りが立ち、
茶色く色づいてきたらジャガイモを入れてクミンシードと絡めるようにさっと炒める。
(3)塩、ガラムマサラ、レッドペッパーを振り入れ、ジャガイモにまんべんなくなじませる。
.
※ターメリックでジャガイモを茹でると、きれいな黄色になり、
 またターメリックの防腐殺菌作用により保存性が上がります。
 お弁当に入れる場合などはおすすめです。

 

 

森山窯のうつわをオンラインショップに掲載しました

オンラインショップに森山窯が入荷しました。
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2542677&csid=5&sort=n

島根県の温泉津で仕事をされている、森山雅夫さん。
奥様と、お弟子さんと一緒に森山窯を営みます。

森山さんは今年82才でしょうか。変わらず精力的に仕事をされています。
そんなお年とは思えないすごい仕事量で、仕事も益々生き生きとしているように感じます。
今回も普段使いのうつわを中心に、厳選しました。

今回のためにお願いして作っていただいたものをいくつかご紹介します。

面取花瓶
http://teshigoto.shop/?pid=166406416
http://teshigoto.shop/?pid=166406414
大振りの花瓶。
森山さんの面取の仕事も良いなと思い、お願いして作っていただきました。
白覆輪と糠釉の2種類あります。
他の色もお願いしたんですが、残念ながら取れなかった(焼き損じ)のですが、
この2色も期待通りの良い雰囲気に仕上がって、嬉しくなりました。

角蓋物
http://teshigoto.shop/?pid=166406412
昔から実家で使っていた蓋物を再現していただきました。
森山さんのいっちんの仕事も良いです。
サイズは大・中・小があります。

だし入れ
http://teshigoto.shop/?pid=166406389
今まで小ぶりな中サイズだけでしたが、
今回は大小の2サイズに分けて、大サイズには
いっちんを施していただきました。
使い勝手も広がったと思います。
切れもよく、扱いやすいピッチャーです。

スープ鉢
http://teshigoto.shop/?pid=166406368
定番は6寸サイズですが、ちょっとサイズアップして、
6.5寸にしてもらいました。
カレー皿やパスタ皿にも良い形になったと思います。
4.5寸もあります。こちらは取り鉢などにおすすめ。

他にも定番も色々と入荷しています。

随所に森山さんならではの個性が感じられますが、
決して嫌味がなく、普段使いに徹して作られているのが素晴らしいです。
使うほどに良さが感じられる器だと思います。
現代の作り手の手本とも言うべき作り手ではないでしょうか。

是非、毎日の食卓に取り入れていただけたらと思います。

年末年始の営業について

早いもので2021年も年の瀬です。
今年も1年、ご愛顧くださった皆様に感謝申し上げます。

発送業務は1/5(水)までお休みをいただきます。
オンラインショップは通常通りご利用いただけますが、
休止期間中のご注文は1/6(木)より順次発送となります。
ご了承ください。

展示室のオープン日につきましては、こちらよりご確認ください。

いろは窯の器が入荷しました

いろは窯
http://teshigoto.shop/?mode=cate&cbid=2542677&csid=12&sort=n
後から届いた品を少し追加しました。

面取湯呑。呉須の色の表情が良いです。
http://teshigoto.shop/?pid=163560700

そばちょこは、小ぶりのコップとしてもオススメです。
http://teshigoto.shop/?pid=163560699
http://teshigoto.shop/?pid=163560698

他、取り皿によい6寸皿や、ぐい呑、丼なども追加しています。
どうぞご覧ください。

オガミノさんの食卓【第7回】クリスマスの食卓編

オガミノさんの食卓【第7回】

本格的なインド料理教室として名高い「キッチンスタジオ・ペイズリー」で、
講師として活動されているオガミノさん。
広大なインドの文化と食の多様性、インドの食文化の面白さに惹かれ、
インド料理の道を志されたのだそうです。
そんなオガミノさんは、手仕事フォーラムの活動などを通じて、
日本の手仕事にも深い興味を持ち、いろいろなうつわを
日々の暮らしに採り入れています。
この企画は、オガミノさんの日常の食卓を覗き、そこで使われているうつわ、
そして、オガミノさんが得意とするインド料理を(ちょっとだけ)紹介する企画です。

さて、今年も早いもので年末です。
ということで、今回は「クリスマスの食卓」編をお届けします。

家族団らんのクリスマスのテーブルが眼に浮かぶようです。

今回のメニューは、
・丸鶏の土鍋ポットロースト
・ルッコラとトマトとモッツァレラのサラダ
・オレンジとフェンネルのサラダ
・じゃがいもだけのグラタン(ドフィノワ)
・かぼちゃのポタージュ
・マッシュルームのアヒージョ
・ワイン
です。

早速、それぞれの料理を紹介していただきましょう。

丸鶏の土鍋ポットロースト
うつわ:やまほん陶房 9寸土鍋

手しごとさんでお話しをしていて、土鍋でオーブン調理が出来ると知ったのは実はつい最近のこと。お肉がとてもしっとり仕上がると伺い、これは絶対試したい!と思い、季節柄丸鶏を焼いてみました。
一晩マリネした鶏を土鍋に入れ、蓋をしてじっくり焼くこと1時間半、びっくりするほどしっとり柔らか。もも肉はもちろん、パサパサしがちな胸肉のジューシーさに感動してしまいました。この土鍋調理に関しては胸肉の方が断然美味しいです。蓋をして土鍋の遠赤外線効果でじっくりゆっくり芯から火を入れるこの土鍋ポットローストは、ご家庭でもお肉を失敗なく美味しく火入れできるとても良い方法だと思います。今回は丸鶏を使いましたが、もも肉や胸肉のみでもお作り頂けますので、手軽にお試し頂ければと思います。

ルッコラとトマトとモッツァレラのサラダ
うつわ:森山窯 角鉢

ルッコラ、トマト、モッツァレラチーズをオリーブオイル、塩、胡椒、レモン汁で和えたシンプルなサラダを森山窯の瑠璃釉の角皿に盛り付けました。

オレンジとフェンネルのサラダ
うつわ:森山窯 6.5寸スープ鉢
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カットしたオレンジとフェンネルの葉、ワインビネガー、生姜の千切り、塩、カルダモンパウダー、オリーブオイルを和えたフルーツサラダ。オレンジの酸味と甘みが、さっぱりとした箸休めになります。
じゃがいものシンプルなグラタン
うつわ:湯町窯 角皿
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具材はじゃがいもと、牛乳とチーズのみ、の超シンプルなグラタン。フランス南東部のドフィノワという素朴な郷土料理で、ベシャメルソースも玉ねぎ炒めも不要。じゃがいものでんぷんでソースにとろみをつける仕立て。

湯町窯のグラタン皿やエッグベーカーは耐熱性があるので、調理してそのまま食卓に出すことができます。湯町の温かみのあるマスタード色と飴色の釉薬が、冬の食卓に彩りを添えてくれます。

マッシュルームのアヒージョ
うつわ:湯町窯 エッグベーカー
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マッシュルーム、にんにく、せん切りにしたドライトマト、ハーブ、たっぷりのオリーブオイルをエッグベーカーに入れ、ぐつぐつとオイルが煮立ってマッシュルームに火が通れば出来上がり。
湯町窯の看板アイテムともいえるエッグベーカー、こちらは直火調理が可能です。大きい方のサイズのエッグベーカーでアヒージョを作ってみました。土ものなので保温性が良いのも嬉しいです。
土鍋がオーブン調理に使えるという話は、実は伊賀焼・やまほん陶房の山本さんから伺った話です。
やってみたら本当に美味しかったので、オガミノさんにその話をしたところ、
早速試してくださいました。

伊賀焼の土鍋や湯町窯のグラタン皿などは、
耐熱性があり、オーブン調理などが可能です。
陶器は熱がゆっくりと伝わる上、遠赤外線が出る効果があり、
食材のおいしさがより引き出されます。

土鍋といえば、鍋料理やご飯を炊いたりといった使い方だけかと思いきや、
オーブン料理も、手軽に美味しく出来上がるんです。ぜひお試しください。

うつわを使った感想もいただきました。

森山窯・角鉢(ルッコラとトマトとモッツァレラのサラダ)
シンプルなサラダを森山窯の瑠璃釉の角皿に盛り付けました。
深さと大きさもあるのでサラダや汁気のあるお料理にもぴったり。
落ち着いた深い瑠璃釉のうつわが、食卓をキリッと引き締めてくれます。
森山窯 6.5寸糠釉スープ鉢(オレンジとフェンネルのサラダ)
この表情豊かな糠釉のスープ皿は見た瞬間一目惚れでした。
どんな色のお料理を盛り付けても必ず受け止めてくれる安心感がありますが、
今回はオレンジと緑にしてみました。
いろんな色を盛り付けるたびに、うつわとのコントラストを楽しめる一皿。
大きめのサイズなので、今回のようにサラダや、ポトフなどの具だくさんの煮込み、
またカレー皿としてなど、様々な用途でお使い頂けると思います。
湯町窯 角皿(じゃがいものシンプルなグラタン)

湯町窯のグラタン皿やエッグベーカーは耐熱性があるので、調理してそのまま食卓に出すことができます。
湯町の温かみのあるマスタード色と飴色の釉薬が、冬の食卓に彩りを添えてくれます。

今回は、森山窯や湯町窯の器を中心に、クリスマスらしい食卓を用意していただきました。
落ち着いた深みのある色彩が魅力の森山窯のうつわ、
温かみのある柔らかな黄色の湯町窯のうつわ、
どちらもこの季節によく似合ううつわだと思います。

華やかな中にも、素朴な温かみが感じられるのは、
手仕事のうつわが彩りを添えているからでしょう。
これから、クリスマスや新年など、友人や家族が集まる機会が多い季節。
ぜひ手仕事のうつわを活用いただけたらと思います。

オガミノさん、今回もごちそうさまでした。

【オガミノさんのレシピ】丸鶏の土鍋ポットロースト

<作り方>

(1)丸鶏(今回のサイズは1kg、内臓などの中身を抜いたもの)は鶏の重さの1%の塩、オリーブオイル大さじ2、にんにく2かけすりおろし、ガラムマサラ小さじ2を塗り込んで、あればハーブ(ローズマリーやオレガノなど)とともに一晩マリネします。

(2)フライパンに油を熱し、室温に戻した鶏肉を入れ、全体的に焼き色をつけます。

(3)土鍋に焼き色をつけた丸鶏を入れ、好みでオリーブオイルと塩でマリネした根菜類(今回は人参、玉ねぎ、さつまいも、れんこん、ごぼう、ズッキーニ)を周りに並べ、土鍋の蓋をして200℃に予熱したオーブンで1時間半、じっくり火を通します。

時間はかかりますが、蓋を取らずにじっくり加熱するのがポイント。
年末年始のパーティーの際などに、ぜひお試しください!