瀬戸本業一里塚窯 入荷しました

美しい白土にのせるとやさしいクリーム色をうみだす灰釉。
控えめな色味と、形、薄さ、軽さが上品な佇まいをみせます。
なめらかな肌に細かく入った貫入が、日々使い込むうちにうっすらと色づき、だんだんと味わいを深めていく魅力を持っています。

DSC_2817

◎フリーカップ(線入り) φ8cm H7cm ¥1,400(価格は全て外税表記です)
◎小皿 φ8cm H2cm ¥1,000
精度の良いロクロびきにより、スタッキングもできます。
夏はこんな使い方で重宝しそうです。
フリーカップを蕎麦猪口にして、小皿には薬味を。
お蕎麦やさん気分でどうぞ!

DSC_2821

◎角湯呑(大)φ8cm H6cm ¥1,200
◎角湯呑(小)φ6cm H5.5cm ¥800
いつもこの湯呑でお客様にお茶をお出ししています。
角ばっていても、手のひらにすっぽりと収まりが良く、飽きのこない形です。

DSC_2839

DSC_2834

DSC_2844

◎男碗 φ13.5cm H6.5cm ¥2,200
◎女碗 φ12cm H6cm ¥1,700
私が持っているのが女碗の方です。
小振りで軽く、使い心地のよい飯碗。
優しくも凛々しい輪郭です。

こちらは、朝日新聞での前オーナー久野恵一の連載を引き継いだ、もやい工藝スタッフの堀澤さんが「女碗」について取り上げた記事です。

20151130asahi瀬戸女碗
文字が小さくなってしまいましたが、是非ご一読いただければと思います。

DSC_2865

DSC_2854

◎マグカップ φ9cm(取手ふくめるとW12cm)H9.5cm ¥3,200
たっぷりとした大きさのマグカップです。
この薄黄色の肌にはコーヒーの濃い茶褐色がよく似合います。
ちょっとした縁の反りが口当たりよく、大きい割に軽いので日常的に使いやすいものです。

繊細で美しくても、どこか手の温もりを感じられる瀬戸本業一里塚窯・水野さんの器。
使うとはまってしまいますよ。

手しごと 山藤

倉敷緞通展のあれこれ

4/23(土)より開催している倉敷緞通展。

DSC_2794DSC_2815
DSC_2829
DSC_2789


初日に作り手の瀧山雄一さんを迎えギャラリートークを行いました。
たくさんの方にご来店いただきまして、ありがとうございました!
IMG_3443
大盛況!

倉敷の民藝を牽引した大原孫三郎氏や柳宗悦先生によることのおこり、意匠を受け持ち、その名付け親でもある芹沢銈介氏によって形となった「倉敷緞通」誕生から、隆盛と衰退の歴史。
生産終了を経てしばらくののち、まだ何も知らなかった瀧山さんが、ひとりで再興の道を歩むこととなってから、今に至るまでの平坦ではない道のりと現在の瀧山さんを取り巻くさまざまなお話しは尽きることなく、みなさん真剣な眼差しで、時に笑いに包まれ、あっという間の時間でした。
自分の力で道を切り開いて来た人の話しというのは、本当におもしろいです!

 FullSizeRender(1)
炸裂する瀧山節!(オフレコトークも飛び出しがち・・)

IMG_3454
初日早々にご売約となった2畳敷きの前で記念のパチリ。
実は、よく見ると縁かがりがされておりません。
直前まで織られていた出来立てほやほやです。
DSC_2819
いぐさのヌキと表地が二重の緯糸として織られてるってこうゆことか!(くわしい製作工程はこちら)と、よくわかっていただける貴重な機会となりました(笑)。
会期終了後、仕上げて納めさせていただきます。
ちなみに本来こういうかんじです。
裏はいぐさ数本を紙で束ねたヌキにより通気性に優れております。
DSC_2788
耐水性のある紙で巻いていますので、水洗いも可能です。



さて、実際に倉敷緞通を使用している様子をいくつかご紹介します。

IMG_3017
某民藝家の旧自邸兼展示室に敷かれた圧巻の6畳敷き(推定)。
瀧山さんが製作するより以前のものです。

以下は、手しごと及び関連店舗スタッフの自宅で使用している様子です。

IMG_3232
特注色仕様の1畳敷き

IMG_3463
マット大

IMG_2809
マット大

IMG_3234

IMG_3233
テーブルランナー中

/花瓶敷き(17×18cm)¥1,300
/テーブルセンター小(23×30)¥2,100
/テーブルセンター中(30×45)¥4,200
/テーブルセンター大(36×73)¥7,700
/テーブルランナー中(15×45)¥2,300
/テーブルランナー特大(15×91)¥5,600
/マット小(45×91)¥15,000
/マット大(60×121)¥21,000
/1畳敷き(91×182)¥42,000
/2畳敷き(182×182)¥84,000
※すべて外税
3畳敷きのご注文も承ります。

みなさんも、この美しい手織りの絨毯を生活に取り入れてみませんか?

手しごと 山藤

 

倉敷緞通展スタート!

いよいよスタートしました、倉敷緞通展。
倉敷緞通って??という方はこちらのブログをご覧下さい。
4294bfbd5d3be8e55bb9b3238308c5d5

店内は倉敷緞通だらけに。
出来立てなので店内はイグサの良い香りに包まれています。癒されます…
IMG_7721

ちなみに2畳サイズは仕上げが間に合わなかったそうなので(笑)ご購入の際は一旦倉敷に送り返して仕上げてからのお渡しになります。
仕上げ前のこの状態を見られるのは、レアかもしれませんね。
IMG_7723

小さいものも沢山届いています。
まずは花瓶敷きやテーブルセンターあたり、気軽に取り入れてみてはいかがでしょう?IMG_7724

倉敷緞通展は5月1日までの開催です。
東京でこんなにまとまって見られる機会はそうそうありません。
是非足をお運び下さいね。

手しごと 堀田

今日の手しごと

読谷村のやちむんが増え、店内がさらににぎやかになりました。
DSC_2782
新たに並んだのは、メインディッシュに重宝する8寸皿、
麺類はもちろん、煮物にも最適な6寸マカイや、
DSC_2778
小さめのおかず用や取り皿としても大活躍する6寸皿、5寸皿、
小鉢として4寸ワンブー。ワンブーは沖縄の呼び方で、鉢のことです。
使い勝手のよいサイズが揃っています。
中央の愛らしい梅紋は、竹の小口に少し割りを入れてスタンプのようにしてぽんぽんぽんと絵付けをするそうです。
そのまわりに大きく施された葉紋がエネルギッシュで元気をもらえます。

DSC_2779
おちょこ、ようじたて、ミルクピッチャーなどの小さなものも。

DSC_2781
人気のパン切り台は今一点だけ店頭に置いています。
約φ30cmの円形でぐるりにV溝が彫られているため、バゲットをどんどんスライスしてもテーブルがパン屑だらけになりません。
シンプルな形状で機能的。
まるでデザインのお手本ともいえる理にかなった一品です。
以前もご紹介したように、かつて、鳥取の民藝活動家 故吉田璋也氏が新作民藝としてプロデュースしたもののひとつです。

DSC_2780

今週末はいよいよ倉敷緞通展です。
店内があの縞柄で埋め尽くされる様を想像し、ウキウキしています。
ぜひおいで下さいね。

手しごと 山藤

湯町窯のもの、並びました

島根の湯町窯より商品が入荷しております。
あたたかみのある黄釉の飯碗や、風情のある海鼠釉の小鉢、筒描きのお皿など。
そして湯町窯の定番品、エッグベーカーも並びました。   IMG_7670

例えばこんな朝食。
こんがり焼いたトーストに、バターやジャムを添えて。
エッグベーカーでふんわり仕上げた目玉焼きに、グリーンサラダも。トマトも入れたら色鮮やかですね。
コーヒーはカップにたっぷりと。IMG_7668
・わたなべ木工芸 白木のパン皿 2,800円税別
・湯町窯 海鼠釉小鉢 2,700円税別
・湯町窯 エッグベーカー小 3,500円税別
・小石原焼 そば猪口型コップ 1,500円税別
・小石原焼 豆鉢 1,000円税別

上記画像に登場した、人気のパン皿も再入荷です。
今なら木目もお選び頂けますし、数も揃いますよ!FullSizeRender

それから、先日小石原焼の入荷はブログでお知らせしましたが、出し切れていなかったお皿などなど、追加で店頭に出しました。
小鹿田焼とはまた違ったトビカンナや刷毛目で、こちらも風情がありますね。
IMG_7660

いよいよ明後日4月16日からは吉祥寺パルコブックセンターにて「民藝の教科書展」がスタートします。吉祥寺付近の皆様、お楽しみに!
尾山台では23日から倉敷緞通展もはじまります。つくり手の貴重なお話を聞けるトークイベントもございますので、こちらもお見逃しなく!

手しごと 堀田

小石原焼・伊賀丸柱焼 入荷しています

小石原焼 太田哲三窯
伊賀丸柱焼 やまほん陶房
入荷しています。

DSC_2731
多彩で軽快な技法による表情が豊かです。
DSC_2729
飴色と黄色の連続がおいしさを引き立ててくれそうな
打ち刷毛目の6寸皿には、ベイクドチーズケーキを。
8分立ての生クリームをとろりと添えたいですね。
こんがり焼いたスコーンとブルーベリーのジャムもいいな。
むらさき色が映えそうです。
◆太田哲三窯6寸皿¥2,200(税別)

DSC_2739
DSC_2736
やまほん陶房からは湯呑と飯碗と丼が届いています。
土鍋で有名な伊賀丸柱焼は、他の産地と比べて陶土に鉄分をほとんど含まず、また多孔質のために、温かみある白色が美しい、軽やかな焼き上がりとなります。
濃い飴色は単色のようでいて、粗めの土の表情をひろう濃淡がみられ、毎日使う程に愛着が芽生える品です。
白い丸みのある飯碗は、同じ丸柱のカネダイ陶器のものです。
こちらは土味をそのまま生かした仕上がりです。
◆やまほん陶房
湯呑み W8cm H8cm ¥1,200(税別)
飯碗 W12cm H6cm ¥2,200(税別)
どんぶり W16cm H9cm ¥4,000(税別)
◆カネダイ陶器
飯碗 W11.5cm H6.5cm ¥1,600(税別)

DSC_2726
東京は桜の見頃がピークを越え、新緑の季節へ向かっています。
気持ちのよい季節、ぜひ尾山台までおでかけください。
ほんの少し足を伸ばせば等々力渓谷があり、東京とは思えないような散策路を楽しめます。

手しごと 山藤

日本の手仕事をつなぐ旅

当店「民藝のある暮し 手しごと」をオープンさせたのは、鎌倉「もやい工藝」オーナーであり、民藝に長年関わり続け現代民藝を牽引する存在と言われた久野恵一でした。
急逝から1年。久野が手仕事フォーラムHPで9年に渡って連載していた文章が、「民藝の教科書」でもお馴染みのグラフィック社さんのご尽力により、遂に本になりました。IMG_7612

全4集となるシリーズ「日本の手仕事をつなぐ旅〜久野恵一と民藝の45年」の第1集「うつわ①」。当店にも入荷しております!
320ページと充実の内容で、書籍化にあたり新たに加わった作り手への貴重なインタビューや、久野の信頼していたカメラマンによる美しい写真も掲載。

裏には小田中耕一さんによる、久野の穏やかな顔が。
もちろん、「民藝の教科書」と同様に表紙も小田中さんの型染によるものです。
IMG_7614

今年から来年にかけて残りの3冊も続々と発刊予定だそうです。
まずはこの第1集を読み込みながら、楽しみに待つことに致しましょう。

手しごと 堀田

杉皮紙のインテリア

前回のブログでご紹介した杉皮紙。
いろいろな使い方ができますが、店での使い方をちょっとご紹介。

FullSizeRender
毎年ご好評いただいてるオリジナルカレンダーを、細長く切った杉皮紙に並べて貼ったもの。直接壁に貼るより断然素敵に見えます。小スペースに収まり、縦でも横でも並べる枚数も自由にできます。

IMG_2149
こちらは、額縁に杉皮紙を貼ったもの。
高い額縁を買わなくても小田中耕一さんの型染めにしっくり馴染みます。
鎌倉のスタッフのアイディアです。


こちらは、店の什器の棚に杉皮紙を貼ったもの。
雰囲気に合わない什器も杉皮紙を引くことで民藝の器をのせてしっくりくるものになりました。

他にもさまざま使い方がありそうな杉皮紙。気軽に取り入れてみてはいかがでしょう。

/大判紙(62×99cm)¥600/枚

手しごと 中里