店頭の小鹿田焼
黒木富雄窯、黒木史人窯に
あらたに柳瀬晴夫窯を追加しました。
9寸皿 (φ27cmほど)
熟練陶工の正確なロクロ技術により、
薄くひかれ、大きめでも比較的軽いので、日常的に使いやすいお皿です。
店頭の小鹿田焼
黒木富雄窯、黒木史人窯に
あらたに柳瀬晴夫窯を追加しました。
9寸皿 (φ27cmほど)
熟練陶工の正確なロクロ技術により、
薄くひかれ、大きめでも比較的軽いので、日常的に使いやすいお皿です。
「雪国だより」も、2/12(月)までと、終わりが近づいてきました。
まだまだ風は冷たく、今年の雪国地方は猛烈な大雪に見舞われているところも多く、
より一層、春の訪れを待ちわびる日々。
しかし、東京・神奈川辺りでは、だんだんと梅もほころび始めています。
今回、「日本の手仕事カレンダー」の原画をいくつか展示しています。
岩手の染工、小田中耕一さんによるものです。
2017年 3月 流し雛
2017年 5月 セロ弾きのゴーシュ
2016年 10月 かるい
2013年 12月 餅つき
2013年 3月 箕(み)と籠(かご)
日本の季節の手仕事や、風物の楽しみが、ぎゅっと込められています。
型染めは、まず紙に型を彫って、布や紙に染めつける技法で、
絵は単純化、模様化されます。
物事の大切なところを上手にくみとり、端的に表現できるのは、
優れた観察力、デッサン力に裏付けされているはずですが、
どこをとってもどこか愛嬌のある仕上がりは、小田中耕一さんの魅力ですね。
期間中、お好きな絵の額装品の注文を承っています。
完成品は、下の鯉のぼりの額絵のようになります。
額外寸:w20.4 h15.2cm
価格:6,400円(税別)
こちらは、現在販売中です。
お花見や紅葉狩りをはじめ、四季を楽しむ事に余念のない人は多いと思います。
季節をあらわす二十四節気。
さらに細かくは七十二候までわかれ、すべて名前があるというのですから驚きです。
2月9日の今日は、「立春」の「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」。
ホーホケキョが待ち遠しいですね。
今日から「雪国だより」がはじまり、
店の雰囲気もガラリと変わりました。
雪国ならではのさまざまな手仕事が届いています。
かご・ざる・木桶・裂織・手吹きガラス・型染め絵・ホームスパンマフラー・・・
中でも強い存在感を放つ「蓑(みの)」は、象徴的な物として、
鎌倉 もやい工藝から収蔵品をお借りし、展示させていただきました。
(非売品)
かつて、積雪の多い山間部では、生活道具のほとんどを身近な材料で作る必要がありました。
この蓑は、シナの樹皮と麻ひもで作られています。
10年ほど前に作られたという比較的新しい物で、
今では、新品を目にする機会はそうそうないかもしれません。
これからもずっと長く使っていきたい、美しく、優れた手仕事の数々です。
前回に引き続き、カゴを中心にご紹介します。
宮城・篠竹細工
宮城県の篠竹(しのだけ)細工です。
肥料ふりカゴと言う名がつけられた農具です。
篠竹と桜の皮、藤の蔓を用いて編まれます。
この集落では古くから作られてきたものですが、
今や作り手はごくわずかしかいません。
竹と桜のそれぞれの色のコントラストが映え、
なだらかな曲線を描いた形も美しいです。
岩手・真竹細工
岩手県の北部、一戸で作られる真竹(まだけ)細工です。
今回、小さめの「かいばかご」をお願いしました。
古くからつくられていた農具から取り入れたデザイン、
力強く堂々とした形です。
真竹は本来温暖な地域で自生し、その強靭さを活かして
農具や漁具など実用品に広く用いられます。
一戸では真竹は採れませんが、県南部から竹を入手し、
地元の実用に耐えうる竹細工を作って来ました。
長野・戸隠 根曲がり竹細工
根曲がり竹は、主に東北や長野の山間部に自生する竹です。
深い雪に耐えうるしなやかさと強さを合わせ持ちます。
神話の地・戸隠では、古くから地元名産の蕎麦を供するためのザルをはじめ
様々な日用品、実用品を作るのに用いられてきました。
水分にも強いため、茶碗かごとしてもその特長を発揮します。
縁は、竹を燻して飴色にしたもので巻いています。
緑と茶色のコントラストが美しいです。
竹の色は徐々に黄色から飴色に変化して行きます。
「雪国だより」1月27日からはじまります。
雪の降る土地から届いた、温もりのある手仕事をご紹介してまいります。
まずは、樹皮や竹を使って編まれたカゴから。
岩手・二戸 スズ竹細工
寒冷地に生えるスズ竹で編まれたカゴです。
細く、柔らかく弾力のあるスズ竹は、
古くから竹細工に用いられてきました。
手のついたユニークな形のカゴは「豆腐かご」という名前で、
その名のとおり、豆腐を運ぶために作られたものです。
柔らかいスズ竹は、このような箱のような形状にもしやすく、
弁当箱や、書類や本を入れる箱も作ることができます。
河口湖・スズ竹細工
同じスズ竹ですが、こちらは山梨の富士山麓で採られたスズ竹で編まれています。
関東からほど近い土地ですが、甲州郡内ザルとよばれ、
蕎麦ざるや米研ぎざるを数多く生産してきました。
秋田・イタヤ細工
イタヤ=イタヤカエデは、山地を中心に自生するカエデ科の植物です。
秋田県仙北地方では、古くから箕をはじめとした農具を作るための
材料として使われてきました。軽くて丈夫な性質を持ちます。
枝の樹皮を剥き、編める程度の厚さになるまで裂いてから編まれます。
柔らかくて艶のある、なんとも上品な白色です。
「オボキ」と呼ばれる物入れです。
昔は、麻やからむしなどの糸を入れるために使われていました。
竹などと違い、表面がツルツルしていますので、
毛糸の物などを入れても引っかかりにくいです。
竹カゴは他にもまだまだございます。
改めてご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
明日は冬至。
白く長い光線がそれを感じさせます。
朝、お店に着くと、陽の光がスポットライトのように何かを照らしていることがあります。
そして普段見えていなかった美しさに驚き、夢中でそのまま撮影会に突入してしまったりして。
撮影しても誰に公開する事なく、過ぎていってしまう事もままあります。(すみません。。)
少し前に店頭に並べた小鹿田焼。
黒木富雄窯のものを少し撮りましたので今日は載せますね。
三合壷
三合壷
4寸汁碗
4寸汁碗
4寸深茶碗
6寸深皿(浅鉢)
6寸深皿(浅鉢)
8寸切立鉢
8寸切立鉢
だんだん暗くなってきてしまいました。
間口が小さく、東側を向いている手しごとでは、陽の光がたっぷり入るのは午前中の限られた時間です。
外に出ればまだもう少し。
7寸浅鉢
蕎麦猪口
尺皿
手しごと 山藤
冬の手しごと展も後半にさしかかって参りました。
季節もすっかり冬らしくなり、ひんやりとした空気に澄んだ青空。
夜はこたつで鍋料理。と、ほかほか温もりたいですね。
小鹿田焼 黒木富雄窯を追加で並べました。
鍋まわりのものも少々。
冬の手しごと展は12/18(月)までです。
土鍋や行平鍋、ホームスパンマフラー、ノッティング。
あたたかなもの、いろいろ並べてお待ちしております。
手しごと 山藤
外村ひろさんのノッティングが入荷しました。
倉敷本染手織研究所発祥のウールの椅子敷です。
各地の民藝館の椅子や、民藝愛好家の自宅などで見かける事も多いのではないでしょうか。
創始者の外村吉之介氏より直接指導を受けた外村ひろさん。
センス溢れる図案の数々、自然で柔らかな織りの具合がとても素敵です。
仕上がりはご覧の通りふかふかで、見るからに暖かです。
使いこむうちに、だんだんくったりと椅子になじみ、味わい深い居場所を作ります。
長い時間をかけてお楽しみ下さい。
今年は、ご縁をいただいて、加藤麻矢さんのノッティングもお取扱いさせていただいています。
やはり倉敷で学ばれた方です。
ぜひご覧になってみて下さい。
手しごと 山藤