さて、いよいよ暑くなって来ました。
手しごとのガラス達が、今や遅しと出番を待っています。
届いているものを作り手ごとに少しずつご紹介します。
◆奥原硝子製造所(沖縄)
沖縄で今も作られる再生ガラス。
元は米軍が持ち込んだコーラなどの瓶を再生したことからはじまりましたが、
洗浄などの手間がかかり、硬くて扱いづらいことなどから、
現在、琉球ガラスとよばれているものも、工芸用の材料ガラスを使うことが多いようです。
固くて実が詰まっているような再生ガラスの質感と、
奥原硝子のてらいのない清々しい造形が、どっしりとした存在感、安心感につながっています。
ペリカンピッチャー
水差し(特中)
ジョッキグラス
◆本宮ガラス(和歌山)
奥原硝子で修行したのち、地元に戻り独立した本宮ガラス。
実直なものづくりが引き継がれています。
片口5寸マカイ
一合徳利
太ぐいのみ
丸コップモール入
◆Glass studio Rainbow Leaf(東京)
こちらも同じ奥原硝子で修行し、青梅で工房を立ち上げた平岩愛子さんの工房。
再生ガラスの力強さを残しながら、丁寧で細やかな作りが平岩さんならではです。
Φ160リム皿(モール)
口巻モール小鉢(右の浅葱色は新色)
線巻大鉢
ボトル型一輪挿し 大・小
◆太田潤手吹き硝子工房(福岡)
別の沖縄の工房で、やはり再生ガラスを習得した太田潤さん。
沖縄らしい再生ガラスの質感、諸外国の民藝ガラスへの親しみ、倉敷ガラスの小谷真三さんへの尊敬。
さらに小石原焼の太田哲三窯に生まれた環境がないまぜになって、
潤さんならではのガラスとなっています。
口巻モール中鉢
ワイングラス(モール入)
ワイングラス(モールなし)
小さい花さし
◆星耕硝子(秋田)
つい先日個展を開催させていただいた星耕硝子も、今日少し新着がありました。
(写真は個展でも並んでいたものです)
会期中はありがたいことにたくさんのご来店をいただき、ブログで全然紹介ができなかったので、今になって少し載せます。。すみません。
時間をみつけて、回顧ブログが書きたい、という希望はあります!
三角ワイングラス
丸ロックグラス 小
ふたもの
職人肌の伊藤さん。
技術がどんどん上がり、研ぎ澄まされて来ているように感じます。
さて、「手しごとのガラス展」は、5/25(土)から約1ヶ月の開催です。
また折りをみてご紹介していきたいと思います。