作成者別アーカイブ: 手しごとスタッフ

「島根のやきもの展」から③ 湯町窯

14日(土)からの「島根のやきもの展」に並ぶ湯町窯のやきものをご紹介します。

島根県松江市玉湯町で江戸中期から焼かれてきた布志名焼(ふじなやき)をルーツとする「湯町窯」。民藝運動に大きく影響を受けた窯のひとつです。
地元で採れる来待石を用いる黄釉や飴釉、また、それらを活かしたスリップウエアが特徴的ですが、藍と白が美しく混じりあう海鼠釉や糠釉も用いられます。

多くの種類を少しずつ仕入れた中から、マグ・カップ類をご紹介します。


モーニング


(切立カップ)


コーヒー碗


ミルクピッチャー各種各サイズ


(蓋付容器、ピッチャー)


(海鼠釉湯呑)


(黄釉湯呑)


(ティーポット)

「島根のやきもの展」から② 森山窯

9/14(土)からはじまる「島根のやきもの展」のために

森山窯から今年も美しいうつわがたくさん届きました。

2回に分けて掲載したいと思います。

楕円皿 大(瑠璃釉)
w30 d23.5 h3cm

 

縁有り押紋鉢(呉須釉)
Φ25 h5.5cm

 

9寸皿(ふち抜き白釉)
Φ27 h3cm

 

7.5寸皿(中抜き白釉)
Φ23 h3cm

 

7.2寸皿(中抜き縁白釉)
Φ21.5 h3cm

 

昨年注文をして大好評をいただいた片手スープカップと出汁入れを今年もお願いしました。
前オーナー久野恵一が数十年(!)前に注文したものですが、
いずれも実際の使い勝手が大変良く、自信をもっておすすめいたします。
造形といい、釉薬の調子といい、相変わらずのすばらしいお仕事ぶりです。

出汁入れ(瑠璃・呉須釉)
口径Φ6.5cm 最大Φ10cm(ハンドル含まず)h11.5cm(つまみ含む)

ドリップコーヒーのサーバーにちょうどよいです。

 

片手スープカップ(瑠璃・並・呉須釉)
Φ10cm(ハンドル含まず)h6cm

朝、一杯のスープがおなかと心を満たしてくれます。

 

7寸平皿(瑠璃・白釉)
Φ21.5cm h2.5cm

 

8寸平皿(瑠璃・呉須釉)
Φ24cm h2.5cm

 

紅茶碗皿(瑠璃釉)

長平皿 小 (呉須釉・白釉)
w12.5 d10.5 h2cm

 

楕円皿 中(瑠璃・白釉)
w24 d17 h2.5cm

 

ポット 豆 (呉須釉・瑠璃釉)

 

ポット 大(白覆輪)

 

ポット 中(呉須釉)

 

ぐいのみ(辰砂・呉須釉)
Φ6 h4/4.5cm

 

急須 大・中(白覆輪)

 

くみ出し湯呑(白覆輪)

 

急須 大(呉須)

 

急須 小 (並釉)

 

面取湯呑(呉須・瑠璃釉)
Φ8.5 h9cm

 

筒描湯呑
Φ8 h8.5cm

 

 

まだまだありますが、
続きは、会期初日の9/14(土)以降になる予定です。

また、お電話、メール等でのお問合せは9/15 (日)から承りますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

「島根のやきもの展」から① 出西窯

お待たせしました!今週末14日(土)からはじまる「島根のやきもの展」。
どんなものが並ぶのか、気になりますよね?
ということで、ご紹介します。
まずは出西窯から!


コーヒー碗皿


モーニングカップ(飴、白)


(左)鉄土湯呑、(右)マグカップ


切立湯呑・大


切立湯呑・小


飯碗・小


ほたん刷毛飯碗・小


はたぞり切立鉢5寸


イタリー皿


イタリー皿


平皿5寸、箸置き


縁付皿8寸(赤土三方流)

いかがでしょうか?一見無機質にも見えるシンプルモダンなデザインでありながら、
手に取れば釉薬の調子などひとつひとつ表情が異なり、あたたかみも感じる手仕事のうつわです。

9/14〜「島根のやきもの展」のおしらせ

 

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「島根のやきもの展」

2019年9月14日(土)〜10月7日(月)

手しごと にて

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朝晩は少し涼しく過ごしやすくなってきました。

季節はゆっくりと秋へ向かっています。

 

今年も島根の地で育まれた美しい手仕事を集めました。

森山窯 / 湯町窯 / 出西窯 / 宮内窯 / 嶋田窯 / 永見窯

 

落ち着いたあたたかみのあるうつわがたくさん届きます。

どうぞおたのしみに!

 

 

9/4〜「倉敷と民藝」at 島根県松江 artos Book Store

今年もアルトスさんで展示販売会をさせていただきます。

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「倉敷と民藝」

会期/2019年 9月4日(水)~ 15日(日)11時~19時

※期間中11日(水)は店休、最終日は17時まで

会場/アルトスブックストア(島根県松江市南田町7-21)

http://artosbookstore.com/info/2746963

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【トークイベント】

「手しごと」店主久野民樹のトークイベントを開催します。

9月5日(木) 18時~ 参加費 500円

(要予約)お申込みはアルトスさんの店頭またはお電話0852-21-9418(artos)までお願いします。

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今回は「倉敷と民藝」がテーマです。

倉敷で「民藝」は独自の広がりをみせて、いまに引き継がれています。
そこには、柳宗悦に共鳴した人々ー大原美術館を設立した実業家の大原孫三郎や、倉敷民藝館の設立や指導者としても民藝運動を率いた外村吉之介らの尽力がありました。

 

【倉敷ガラス】

日本の民藝ガラスの草分け、小谷真三さんと、後継者の小谷栄次さんの2人が作る「倉敷ガラス」。
外村吉之介から促され試行錯誤して作りはじめた吹きガラスの器は、人々を魅了しました。
「健康で、無駄がなく、真面目で、いばらない」という外村先生の言葉を大切に、今も作られています。


コップ 小


小鉢


ワイングラス 大

 

【倉敷本染手織研究会】

外村吉之介が、弟子の育成とよりよい織物の普及を目指して昭和28年に開いた「倉敷本染手織研究所」では、「美しい暮らし」を実践しながら、技術と心を学びます。
そこで教えられるひとつ、外村考案の「ノッティング」という椅子敷は、当時としてはハイカラなもので、その愛らしさが現代の暮らしにも合い、人気となっています。
研究所の卒業生の製作品を販売しています。


少し珍しい木綿のノッティング
藍染め糸の濃淡が美しい

 

【倉敷緞通】

「緞通」とは「絨毯」のことで、倉敷で栽培が盛んだったイグサを裏地に用いた敷物です。
表地は再生繊維のレーヨンと麻の混紡糸で、さらりとした肌触りで通気性がよく、日本の気候に合った絨毯と言えます。
度々倉敷を訪れていた柳宗悦の目に止まり、染色家 芹沢銈介に縞模様のデザインを頼み、「倉敷緞通」の名付け親にもなっています。
一度生産が途絶えましたが、現在は瀧山雄一さんが引き継ぎ、製造を一手に担っています。


テーブルランナー 小


テーブルセンター 大(床の敷物にもできる大きさです)

 

【須浪亨商店】

1886年創業。
イグサ栽培とイグサ製品の生産が盛んだった倉敷で、花むしろを製造していた家業を5代目の須浪隆貴さんが引継ぎ、現在ではイグサのかごを製造しています。
少し前の倉敷で日常的に使われていた買い物かご、瓶さげかご、すいかかごなどを、若き5代目が精力的につくりはじめたことで、今また新鮮にとらえられ、使われはじめています。


いかご(大小あり)

 

テーマ以外の小鹿田焼、やちむん、砥部焼、各地の吹きガラスも並びます。

 

やちむん

沖縄の各窯元より届いた「やちむん」を並べました♪♪♪
大胆な筆さばきで絵付けのされたやちむんが、テーブルを賑やかに彩っています。

しっかりした作りで頑丈で、日常使いしていても割れ欠けがほとんどなく、
10年以上使っている器も現役続行中です。

どれも使いやすさは折り紙付きですが、窯元により絵付けの風情は様々。
ぜひ店頭でお手に取って、好みのものをお選びください。


マカイ 4.5寸: 直径13.5㎝  高さ約6㎝


フリーカップ
:直径約9㎝  高さ約11㎝
マカイ 4寸: 直径約12㎝  高さ約5.5㎝


ワンブー4寸: 直径約13㎝  高さ約6㎝
4寸皿:直径約12.5cm


4寸ワンブー:直径約12.5cm
4寸皿:直径約12.5cm
豆皿:直径約8.5cm


5寸皿:直径約15.5cm
豆皿:直径約8.5cm


6寸マカイ:直径約18cm


渡名喜瓶(トナキビン)大 : 高さ約18cm
渡名喜瓶(トナキビン)中
: 高さ約14.5cm

8/1〜『倉敷と民藝』@SPBS

今年も「SPBS」さんにて、企画展示販売をいたします。

渋谷区神山町、奥渋谷とよばれるエリアにある
「SPBS / SHIBUYA PUBLISHING AND BOOKSELLERS」さんは、
「出版する書店」として、本と編集の力で、さまざまなことを発信しているおもしろい本屋さんです。
サイトはこちら

今回は「倉敷と民藝」がテーマです。

倉敷で「民藝」は独自の広がりをみせて、いまに引き継がれています。
そこには、柳宗悦に共鳴した人々ー大原美術館を設立した実業家の大原孫三郎や、倉敷民藝館の設立や指導者としても民藝運動を率いた外村吉之介らの尽力がありました。

 

【倉敷ガラス】

日本の民藝ガラスの草分け、小谷真三さんと、後継者の小谷栄次さんの2人が作る「倉敷ガラス」。
外村吉之介から促され試行錯誤して作りはじめた吹きガラスの器は、人々を魅了しました。
「健康で、無駄がなく、真面目で、いばらない」という外村先生の言葉を大切に、今も作られています。


コップ 小


小鉢


ワイングラス 大

 

【倉敷本染手織研究会】

外村吉之介が、弟子の育成とよりよい織物の普及を目指して昭和28年に開いた「倉敷本染手織研究所」では、「美しい暮らし」を実践しながら、技術と心を学びます。
そこで教えられるひとつ、外村考案の「ノッティング」という椅子敷は、当時としてはハイカラなもので、その愛らしさが現代の暮らしにも合い、人気となっています。
研究所の卒業生の製作品を販売しています。


少し珍しい木綿のノッティング
藍染め糸の濃淡が美しい

 

【倉敷緞通】

「緞通」とは「絨毯」のことで、倉敷で栽培が盛んだったイグサを裏地に用いた敷物です。
表地は再生繊維のレーヨンと麻の混紡糸で、さらりとした肌触りで通気性がよく、日本の気候に合った絨毯と言えます。
度々倉敷を訪れていた柳宗悦の目に止まり、染色家 芹沢銈介に縞模様のデザインを頼み、「倉敷緞通」の名付け親にもなっています。
一度生産が途絶えましたが、現在は瀧山雄一さんが引き継ぎ、製造を一手に担っています。


テーブルランナー 小


テーブルセンター 大(床の敷物にもできる大きさです)

 

【須浪亨商店】

1886年創業。
イグサ栽培とイグサ製品の生産が盛んだった倉敷で、花むしろを製造していた家業を5代目の須浪隆貴さんが引継ぎ、現在ではイグサのかごを製造しています。
少し前の倉敷で日常的に使われていた買い物かご、瓶さげかご、すいかかごなどを、若き5代目が精力的につくりはじめたことで、今また新鮮にとらえられ、使われはじめています。


いかご(大小あり)

 

テーマ以外の小鹿田焼、やちむん、砥部焼、各地の吹きガラスも並びます。

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『倉敷と民藝』

2019/8/1(木)〜8/21(水)

SPBSにて
〒150-0047 東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F
TEL:03-5465-0588

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「夏の染と織」から 佐藤多香子さんの織物

初日の今日、たくさんの方に足をお運びいただきまして、どうもありがとうございました。
みなさん時間をかけてじっくりご覧いただいてるようで、とてもうれしく思いました。
小さな店に所狭しと並べているため、見づらいことがあるかもしれません。
畳んであるものは、どうぞご遠慮なく広げてみて下さい。

さて、間に合っておりませんが、今日は佐藤多香子さんの織物を紹介します。

涼しげで、思い切って店の正面にかけてしまった麻のれん。
藍のたて絣がとても素敵です。

ズームアップ!

糸に先染めし、織って模様を表す「絣」という技法。
模様がすっと消えていく余韻があります。
絣の美は揺らぎの美。境界のない美しさです。

規則的な模様のなかで、どこかのんびりと大らかなかんじの絣が、
ざっくりとした麻の風合いによく合っていて、
ああ、たかこさんだな、と思います。
素材と手を動かす人の心が、自然な反応を起こしているようです。

 

さて、もちろん裂織もいろいろ届いています。

トートバッグ1

トートバッグ2

ワンショルダー1

ワンショルダー2

あたたかみのある裂織ですが、きっちりと織られたものは肌への接触面が少なく、
意外な程すっきりとここちよい肌触りで、夏にもおすすめです。
洗濯もできますよ。

テーブルランナー

 

コースター

裂織の優しい手触り。ぜひ手に取っていただけたらと思います。