吉祥寺で「民藝の教科書展」開催決定!

ただいま湘南蔦屋書店にて「民藝の教科書展」絶賛開催中ですが、間髪入れずに吉祥寺でも開催します!

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昨年にも開催させて頂いた吉祥寺パルコブックセンターで、2回目となる「民藝の教科書展」。
湘南も尾山台もちょっと遠い……と断念していた皆様、ご期待下さい。
この頃には故・久野恵一の新たな本も出ておりますので、そちらもお楽しみに!

「民藝の教科書展」
会期:2016年4月16日(土)~5月8日(日)
時間:10:00~21:00
会場:吉祥寺パルコブックセンター
〒180-8520 東京都武蔵野市吉祥寺本町 1-5-1
吉祥寺パルコ B2F(JR 吉祥寺駅より徒歩 4 分 )
TEL:0422-21-8122

湘南蔦屋書店ではまだまだ4月10日まで開催しておりますので、お近くの方はどうぞお出かけ下さいね。
湘南T-SITEの様々なお店を巡るのも、なかなか楽しいですよ。
会場の様子はこちらのブログから→民藝の教科書展 @湘南蔦屋書店

民藝の教科書展 @湘南蔦屋書店

15日(火)より、湘南蔦屋書店で 民藝の教科書展 始まりました。
搬入では、当初予定していた展示スペースでは足りずに、什器をさらに追加してところ狭しと展示しました。ぎっしり並んだうつわたちの中から、ぜひお気に入りを見つけてみてください!

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毎週、新しいうつわも追加されますので、お楽しみに。

会期:2016年3月15日(火)〜4月10日(日)
時間:8:00〜23:00
会場:湘南蔦屋書店(料理本フロア)
神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1湘南T-SITE2号館
TEL 0466-31-1510
主催:手しごと

手しごと 中里

倉敷緞通とは

当店で扱わせていただいてる’倉敷緞通’ですが、民藝愛好家の間で長らく定番として愛されてきた敷物です。
元々倉敷で生産されていた い草を利用した絨毯(緞通)に、民藝の父である柳宗悦が目をとめたのが始まりで、染色家芹沢銈介が表地に縞柄のデザインを施し、’倉敷緞通’と名付けられました。

一度は生産が途絶えたこの倉敷緞通を再興したのが瀧山雄一さんで、芹沢意匠を継承し守り続けていらっしゃいます。

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テーブルセンター(大)36cm×73cm ¥7,700(税別)

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三鷹カパリスンでの過去の展示会の様子

先日、倉敷にある瀧山さんの工房を訪れました。
どっしりと風格のある玄関です。

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製作の工程を少しご紹介します。

1)裏地「ヌキ」製作

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い草数本を紙のテープで巻きます。機械は瀧山さんがご自身で製作されています。
この裏地のい草が大きな特徴であり、軽やかで風通しのよい絨緞となります。
日本の気候に合い、もちろん畳との相性は抜群です。
この普遍的なデザインは、和洋を問わず空間をモダンな雰囲気にしてくれるので、和室に敷くのにも適しています。

倉敷では以前い草の生産が盛んに行われ、緞通以外にも’花むしろ’の製造も有名です。

2)表地「リング糸」製作
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一番下の段の糸巻きの茶色の糸を芯にして、
下から二段目で、表地になる色糸を巻き付けます。
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そこにさらに茶色糸を巻き付けると、

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ふわふわのリング糸ができます。
これが絨毯としての柔らかさを生んでいるのです。
表地の糸にはレーヨンに少し麻を混ぜた糸が使われ、このさらりとした肌触りは冬以外も1年中快適にお使いいただけます。
(レーヨンは木質材料を再生した繊維で化繊とは異なります)

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リング糸は巻き取られ織機へ。

3)織り
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この巨大な機では、幅1間(約180cm)の敷物を織ることができます。

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茶色の経糸に対し、リング糸とヌキが緯糸として二重に入ります。
これだけの大きな織物を瀧山さんは1人で軽快にタンタンと織ります。
そのための独自の工夫が随所にみられます。

最後に縁の縫製をして完成します。

倉敷緞通がどういうものかおわかりいただけましたでしょうか。

☆もっと詳しく知りたい方は、倉敷緞通HPをどうぞご覧下さい。
また、近いうちに倉敷緞通展の催しも予定しておりますので、詳細をまた当HPでお知らせします。
お楽しみに!

手しごと 山藤

3月15日より「民藝の教科書展」@湘南蔦屋書店

全国各地の’いまの民藝’を丁寧に紹介した人気シリーズ「民藝の教科書」全6巻。この中に登場する手仕事の品々をご紹介する「民藝の教科書展」を湘南蔦屋書店で開催します。
湘南蔦屋書店のある湘南TーSITEは、書籍はもちろん雑貨や洋服などのショッピング、レストランでのお食事も楽しめる施設です。暖かくなるこの季節、日本の手仕事を探しに足を運んでみてください。全国各地の民藝のうつわやコップなど取り揃えております。民藝の教科書展

会期:2016年3月15日(火)〜4月10日(日)
時間:8:00〜23:00
会場:湘南蔦屋書店(料理本フロア)
神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1
TEL 0466-31-1510
主催:手しごと

手しごと 中里

手仕事と花のある暮し

春はお花屋さんをのぞくのが楽しい季節ですよね。
チューリップやミモザを見ると、まだ寒くても春の足音を聞いたような気持ちになります。
今日はそんな春のお花を活けるのにピッタリなうつわをご紹介。

IMG_7228沖縄 筒花瓶(¥3,600税別)
北窯で修行をして独立した、若手職人のもの。絵付けがとっても綺麗。
ミモザをばさっと活けたり、チューリップやガーベラを2〜3本活けたり、色々楽しめそう。
高さ14cmほどなので、台所でおたまや菜箸を入れるにも良いサイズですよ。

IMG_7229沖縄 渡名喜瓶(小 h12.5cm ¥2,000税別/大 h18cm ¥3,600税別)
こちらも筒花瓶と同じ、沖縄の若手職人によるものです。
口が小さいので、一輪挿しに良いですね。このまま飾っても絵になります。

IMG_7230出西窯 スプーン立て(¥2,900税別)
高さ7.5cmほどなので、デザートスプーンなどを立てるのに良いサイズです。
お花を活けてもきっと素敵。黒はお花が映えますし、呉須もマーガレットなどの小さな白いお花や、グリーンが合いそうです。

IMG_7231小石原焼 ミルクピッチャー(左/¥2,000円税別)
小鹿田焼 ミルクピッチャー(右/¥2,000円税別)
それぞれ高さ7.5cmほどのミルクピッチャー。
小さな野の花を活けたら、さぞ可愛らしいことでしょうね。
ローズマリーなどのハーブを活けても素敵かもしれません。

IMG_7232真壁 磨き土器 筒花瓶(¥3,000税別)
これだけシンプルだと、お花がより美しく見えること間違いなし。
アネモネやポピーをたくさん活けてに色鮮やかに見せたり、白いカラーだけでスッキリ見せたり、様々な表情を楽しませてくれます。

IMG_7233最後に、私物公開。
福岡の太田潤さんの瓶に、チューリップを。玄関を通るたび、癒されます。
皆様も手仕事と花のある暮し、いかがでしょうか?

手しごと 堀田

宮内窯のものが入荷しました

少し前に朝日新聞に掲載されたこともあり、大人気で品切れになっていた宮内窯の目片口。
今回は4寸(1,200円)6寸(2,000円)8寸(3,400円)が入荷しました(※すべて税別)。

FullSizeRender8寸はなかなかの迫力です。
ホームパーティに自家製ごまドレ(もちろんこの目片口ですって下さいね!)で和えたサラダなんかをドンと出したら、さぞかし素敵でしょうね。

8寸目片口のお隣にあるのは、こちらも宮内窯の5.5寸皿(1,100円税別)。
石見の硬質な土だからこそ出来る、平たい洋皿。
白いお皿ですが、釉薬の流れた様子が見えて手のぬくもりが感じられます。

IMG_72114寸と6寸は普段使いに重宝しそうなサイズ。
片口になっているので、作ったタレやすった山芋なんかをこのまま注げます。
すったそのままを食卓に置いて、絵になるのが嬉しいですよね。
ちなみに6寸目片口のお隣は5寸片口(1,500円税別)。目がないタイプです。

少しずつ春らしく暖かくなってきて、お出かけが楽しくなる季節。
是非お散歩がてら、実物をご覧になりにいらして下さいね。

手しごと 堀田

欅のバターナイフ店頭に並びました

お待たせしました。昨日のブログにも登場したバターナイフ、店頭に並びました。
わりとまとまって入荷しましたが、人気商品ですので気になった方はお早めに!IMG_7179

パンの日の朝食セット。IMG_7180

・宮島工芸製作所 バターナイフ(平型/欅) 540円税別
・わたなべ木工芸 白木のパン皿(欅) 2,800円税別
・温泉津焼 森山雅夫窯 ポット 8,700円税別
・小鹿田焼 黒木義孝窯 マグカップ 2,600円税別
・小鹿田焼 柳瀬朝夫窯 薬味入れ 750円税別
・小石原焼 太田哲三窯 ミルクピッチャー 2,000円税別
・インド ブロックプリントのランチョンマット 950円税別
・インド 真鍮のミニスプーン 380円税別

写真を撮っていたらパンが食べたくなってしまいました。
当店にお越しの際は、松浦弥太郎さんが当店と共にご紹介されていたパン屋「ペニー」さんへも是非どうぞ。
駅からの通り道にありますよ。

手しごと 堀田

商品紹介〜出西窯・宮内窯〜

先行してFacebookにはUPしていたのですが、出西窯や宮内窯のものが店頭に並んでいます。

IMG_7138出西窯の丸紋土瓶(大15,500円税別/小13,800円税別)。
形は鹿児島の苗代川焼、柄は沖縄の古作からとった丸紋を施したものです。
同じ丸紋の番茶碗(1,500円税別)もありますよ。

IMG_7137こちらは石見焼・宮内窯のティーポット(3,600円税別)。
白一色ですが、ところどころ白い化粧土の溜まったところなどが見え、あたたかみが感じられます。
石見の土は硬質でとっても丈夫。そして塩分に強い。そんな特性を活かした塩壷(大1,200円税別/小1,000円税別)も入荷しています。

亡き久野恵一が雑誌「暮しの手帖」70号の「ものことノート」でも取り上げていましたが、こういった袋物にはものづくりの基本が詰まっています。
ついつい便利なティーバックやドリップパックに手が伸びがちですが、こうした土瓶や急須、ポットを使って時にはゆったりとしたティータイムを楽しみたいものです。
使う人がいないと作り手も少なくなり、職人全体の技術の低下にまでなりかねませんしね。

最後にやちむんの6寸皿(2,600円税別)をご紹介。
実は催事用の注文で店頭に出さない予定でしたが、わりと数が揃っていたので少しだけ出しましたよ。早いもの勝ちです!IMG_7139

手しごと 堀田