小田中耕一さんの型染め

今週土曜日1/26(土)より展示会「雪国だより」を開催します。

雪国の各地から届いた品々の中から、まずは岩手の小田中耕一さんの型染めをご紹介します。
小田中さんは、毎年大好評の手仕事カレンダーの作者です。

小田中さんの作品は単純化した対象物を美しい色使いでまとめられていて、
軽やかかつリズミカルな音楽が聴こえてくるような気がします。
揉んだ和紙に一枚一枚型染めしてあります。
じわっと滲んだ輪郭が柔らかく、優しくあたたかな雰囲気を醸し出します。

額のサイズはいずれも15.6×20.6cmです。
壁や机の上にちょこっと飾れるサイズで、これだけで空間に温かみがただよいます。

小田中さん、ハンチングがお似合いでジャズが好きなおしゃれな方なのですが、
こちらの手ぬぐいにそんな雰囲気が出てますよね。

小鹿田焼 入荷しています

instagramやfacebookばかりで、うっかりブログでのご挨拶を怠っておりました。

新年も明けてすでに幾日。
間の抜けたタイミングになってしまいましたが、
みなさま本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

入荷していた小鹿田焼をにぎやかに並べて、みなさまのお越しをお待ちしております。

Merry Christmas !!

 


(ウールのノッティングは外村ひろさん、ガラスは星耕硝子)

今夜は楽しい予定がある方も、普段通りの方も、
ひとりゆっくり過ごす方も、お仕事に励まれる方も(おつかれさまです!)。
それぞれに平和で良い夜となりますように。

クリスマスカラーでまとめてみましたが、むしろお正月にふさわしい清冽な印象の大皿は、
中井窯(直径 約31cm)。白と緑のすっきりしたコントラストが特別感を醸し出します。
食材を載せてこそ引き立つお皿でしょう。
おせちならばどんな風に盛りつけようか、と想像が膨らみます。

手しごとフォーラムのSILTA最新号(37号)も入荷しました。
特集「窯場のいま」では沖縄やちむん、小代焼、小鹿田焼、丹波焼、伊賀焼について。
他、連載企画も充実の内容です。
ご興味ある方はぜひお手に取ってご覧ください。

年内の営業は30日(日)まで、年明けの営業は1月9日(水)からとなります。
恐縮ですが、少し長めの年末年始休みをいただきます。

(月曜スタッフ 指出)

倉敷本染手織会 ウールマフラー

故外村吉之介氏が創設した ‘倉敷本染手織研究所’

民藝の暮らしの中で、染め織りの手仕事を学びます。
こちらの卒業生の会が、「倉敷本染手織会」です。

今回の「冬の手しごと展」では、ウールマフラーをはじめ、
ウールラグ、木綿のノッティングを届けていただいています。

手紡ぎの糸は空気をはらみ、身につけていると驚くほどあたたかいのです。

(※黄色のノッティングは外村ひろさんのものです)

どうぞいろいろ試してみて下さい。

 

蟻川工房のホームスパン

「冬の手しごと」展に、盛岡の蟻川工房のホームスパンのマフラー(中)も入荷しています。
実用性、堅牢度を大切にし、使うほどによくなるモノ作りが蟻川工房のモットー。
マフラーも、年月を経ても色落ちしたりヨレヨレにみすぼらしくならない、一生ものです。

現在、店頭にあるのは以下の5色になります。


蟻川工房では、草などのゴミが絡まり、羊の匂いがする刈ったままの原毛を輸入。
丁寧に洗って皮脂など汚れを落とすところから作業が始まります。


下が原毛、上が洗ったもの。ふわっとして白く輝いています。


洗ってから染めた毛の繊維をほぐしながら、さらにゴミを取り除きます。


何色かの染めた原毛を使って色を調合し、カードで漉いて繊維を揃えながら色をミックス、
作りたい色にしてから手で紡いで糸にします。
手で丁寧に紡がれた糸は、空気をふんわりとふくみ、暖かいのです。


織る作業は作業全体の2−3割だとか。とにかく糸になるまでが長いのです。
織り上がったら、再び洗いをかけて仕上げます。

(月曜スタッフ 指出)

冬の手しごと展から

すっかり冬めいてきました。
鍋で、熱燗で、温まりたいですね。
酒器もいろいろ並んでいます。

小石原焼 太田哲三窯 口付徳利
小鹿田焼 柳瀬朝夫窯 徳利

森山窯 徳利 ぐいのみ大小

山内武志さんの型染め卓布
さりげない松竹梅が愛らしく、お正月にもちょうどよさそうです。

瀬戸一里塚本業窯 片口・角湯呑・3寸瀬戸皿
砥部焼 梅山窯 小皿
森山窯 ピッチャー
若狭塗 乾漆箸
龍門司焼 箸置き

こちらの板締め絞りのれんも山内さん。
麻ですが、目にあたたかく、風情のある一品です。

伊賀焼の土鍋の下に敷いたのは、インドの石製チャパティ台です。
どれもΦ12〜15cmほどで、チャパティを一枚一枚伸ばして作るための台。
脚がついていたり、裏に彫刻があったりします。

土鍋は蓄熱性能が高いため、布製の鍋敷きは焦げてしまいます。
石なら安心ですね。

湯町窯 ポット

湯町窯 カレー入 大小

ポットや片手鍋にもよいし、日本の手仕事のものとも相性ばっちりでした。
ぜひ試してみて下さい。

小代焼ふもと窯 井上尚之さんのスープカップも入荷しています。
片手スープ碗
耳付スープ碗

あたたかなお料理がおいしいのが冬のいいところ。
夏好きとしては、そう前向きに考えて乗り切ります。
みなさんも冬を楽しんでお過ごし下さい。

 

冬の手しごと展は、2019年1/14(月)まで開催しております。

年末の営業は、12/30(日)まで。
新年は1/9(水)からスタートです。

 

 

 

 

伊賀のご飯入れ鉢

東京も最高気温が10度なんて、急激に冷え込み過ぎな月曜日です。
寒いといえば「おでん!」じゃなくて、いや、おでんもいいのですが。
おすすめがこの伊賀の「ご飯入れ鉢(おひつ)」。

寒いと特に、食事の途中で台所とダイニングテーブルを行ったり来たりするのが億劫ですから、
「おかわり!」する人がいるなら、ご飯をいれて卓上に置いておきましょう。

「ご飯入れ鉢」の内側には釉薬がかかっていますが、蓋の裏は無施釉の素焼きです。
このため炊きたてご飯の蒸気を吸収し、水滴でごはんがべちゃっとなることがありません。
また、翌日になっても、ご飯の表面が乾いて硬くなっていることもありません。
夜に炊いたご飯の残りをこのご飯入れ鉢に入れておけば、翌日になっても良いコンディションのまま保たれます。夏場であれば、そのまま冷蔵庫へ。食べる前には冷蔵庫から出してそのままチン!で再びふっくらご飯が食べられます。

私は久慈の杉のおひつも愛用していますが、鍋で炊いたご飯をまずはおひつに、という場合はこちらに。炊きあがるなり鍋から飯碗によそって、残ったご飯を入れるだけなら伊賀のご飯入れに。
という具合に使い分けています。

伊賀のご飯入れにはご飯以外のおかずだって入れられますから、余ってしまったおかずを入れても良いのです。温めるときには、そのままチン!して食卓へ。

こんなに便利なご飯入れ鉢、お値段は案外お手頃ですので、ぜひお試しください。

*1合(ご飯1合〜1合半分入ります)¥2,400
*2合(ご飯2合ちょっと入ります)¥3,600

(月曜スタッフ 指出)

冬の手しごと展 はじまりました

たくさんのものが集まりました。

伊賀焼の土鍋、おひつ
小鹿田焼などの酒器
スープカップ、グラタン皿、ポット、カップ

ふかふかウールのノッティング椅子敷
手紡ぎ手織りのあたたかなホームスパンマフラー
ウールラグ
型染め小座布団、卓布、のれん
裂織のポット敷
い草の鍋敷き
ケヤキの丸盆、角盆、急須台

イランやルーマニアの靴下
ネパールのフェルトスリッパ、ティーコーゼ
インドのチャパティ台は鍋敷きにぴったり

などなど

倉敷緞通もまだ十分にごらんいただけます。

 

冬の愉しみを探しに、どうぞおいでください。

大切な方への贈り物にも、あたたかみのある手仕事のものをぜひ。


 

冬の手しごと展

12/8(土)〜2019年1/14(月)
※火曜定休
※12/30(月)〜1/7(月)は休業