11月に入り、日に日に寒さが増しつつある今日この頃、
冬に向けて、器も温かみのあるものがほしくなる季節になりました。
今店頭には入荷した小鹿田焼の湯呑やマグ、鉢、皿類などが充実しています。
この機会にぜひ足をお運びください。
手しごと 西村創太
本日は、明日から始まるイベントの搬入展示作業に行ってきました。COOKCOOPBOOKさんは、食に関するさまざまなジャンルの書籍を扱うちょっとめずらしい本屋さんです。店内にはカフェスペースも併設していて、コーヒーも飲めるんです。
今回のイベントでは、新米の季節に合わせ、秋の味覚を手仕事のうつわで味わっていただくことを提案しています。そして、手仕事フォーラムで扱っている無農薬無科学肥料米“さわのはな”も数量限定ですが置いていただきました。秋らしい色合いの飯碗にピカピカの新米、いかがですか?
11月5日(水)〜11月20日(木)11:00~20:00 土・日・祝11:00〜19:00
(最終日は17:00まで)
COOKCOOPBOOK
東京都千代田区紀尾井町4-5 G-TERRACE紀尾井町1F
電話:03-3264-3230
赤坂見附駅から徒歩7分ほど。ホテルニューオータニのちょっと先です。ゆったりとした時間の流れる素敵な本屋さんで、この秋のお気に入りを見つけてください。
手しごと 中里さおり
仙台の林香院で手仕事フォーラムの全国の集いが開催されました。
「稲と手」をテーマに開催された今年は、秋田のあけび細工の中川原信一さん、福島でしめ縄を作られている熊田三夫さん、民俗研究科の結城登美雄さん、小鹿田焼の坂本浩二さんをゲストに迎え、実演あり、講演あり、また東北を中心としたカゴザルの販売会ありの充実した2日間でした。
「稲と手」というテーマは、東北が稲作の一大生産地であること、稲の存在が日本に手仕事を生み出す素となり、素材としてさまざまな道具に使われてきたこと、また食の視点も含めて、今一度稲作の大切さ、現状を見つめ未来を見据えることが主旨でした。
参加してみると、数字や論理の上での、稲作の大切さはもちろんなのですが、実際に人の手からうみだされるモノが持つエネルギーや美しさに圧倒され、それを生み出す人の手さばきやまなざしに見入り、自然への感謝や祈りといった思い・言葉に感心しぱなしでした。
現代ではモノを買う・持つということは、必要な機能を満たし、自分の気に入ったデザインのものを安価に手に入れることが重視されがちですが、フォーラムに参加して、改めてそのモノが生まれてくる文化や背景を知り、使うときにはそのつくり手の顔や言葉が浮かぶ、そのモノに自分の払える適切なお金を払う。手しごともそんな店でありたいと改めて考えさせられる2日間でした。
手しごと 西村創太
九州に行くと、いつも仕入れとご挨拶に伺う太田哲三さんの窯。
九州にある手仕事フォーラムの店、秋月からも車で30分ほど、こちらが太田哲三・圭窯です。
中に入ると展示スペースになっています。
哲三さんと圭さんがつくられたものが所狭しと並び、壁にも大物がずらり。
展示場の脇のテーブルでお茶をいただくのがいつもの定番。
奥さまがいれてくださるコーヒーとお菓子を、哲三さん圭さんが作られたカップと皿でいただきます。
贅沢なひと時です。
近況の報告や情報交換、福岡の美味しいお店の話などなど、久野さんと哲三さん、恵美香さんの3人話は尽きません。
少し抜けだして、展示場の裏手にある仕事場をパチリ。ここで哲三さんと圭さんが仕事をされています。
この日は、天気がよかったので、すり鉢が干されていました。
写真左から、哲三さんの奥さまの恵美香さん、圭さん、哲三さん。
ありがとうございました。
手しごと 西村創太