作成者別アーカイブ: 手しごとスタッフ

有田焼 大日窯の品が再入荷

大日窯の品が追加になっています。
磁器はこれからの季節、使用頻度が増えるガラスとも相性抜群。
シンプルな独楽紋のお皿を早速ガラスのお隣に飾ってみました。
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使いやすそうな少し深さのある6寸皿(2400円税別)や小皿、コロンと可愛らしいフォルムの蓋物(3400円税別)。
シンプルでモダンな柄なので、北欧雑貨などと並べても違和感がなさそうです。
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飯碗に蕎麦猪口もいろいろな柄のものが入ってきました。
こども飯碗も少しあります。お子様のはじめてのお茶碗にいかがでしょう?
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手しごと 堀田

北窯 松田共司の角甕

読谷村北窯 松田共司さんの角甕が入荷しました。
以前あったものが売れてしまい(ありがたいことです!)、しばらく店内がさみしい感じでした。今回入荷したものは、大きなサイズでかなり迫力があります。勢いのある絵付けがとてもかっこいい!
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店では花を生けています。ただそこにあるだけで、これぞ民藝を扱う店という感じがしてうれしくなります。いつか自分用に手に入れたいと思いつつ、今は店で眺めるだけでがまんです。

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2面ずつ絵付けがちがっています。こちらは呉須と飴。大胆な筆使い。

IMG_2410オーグスヤと飴の点打ちが流れて野趣あふれる趣きです。

ダイナミックな沖縄の手仕事、ぜひ見に来てください。

北窯 松田共司   角甕(大)W33㎝D31㎝H50㎝ ¥100,000(税別)

手しごと 中里

北窯 松田共司 入荷しました

今日は、先日入荷したばかりの松田共司さんの器をご紹介します。

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湯呑は多彩な絵付けのものが届いています。
コバルトの花唐草、点打。三彩の泥打、点打。
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チューカー(土瓶)は、ふっくらとした柔らかな丸みからすっとすぼまる形が素直で嫌味なく、長く愛用していただけそうです。三彩の点打と、継ぎ目にオーグスヤー(緑釉)も使われ、華やかな印象ですね。
青空の下で一服いかがですか?
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やはり泥打は迫力があります。
勢いそのままにあらわされた模様にしげしげと見入ってしまいます。

湯呑 φ7.5〜8.5cm H9〜9.5cm ¥1,200(表記は全て外税です)
チューカー(土瓶)W14cm H12cm(持ち手まで20cm) ¥10,400

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7寸皿 φ21cm H4cm ¥3,600
よくやけて発色が冴えています。
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6寸皿 φ18.5cm H4cm ¥2,200

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4.5寸ワンブー φ14cm H6 ¥1,400
水平に突き出る縁が特徴の沖縄の深鉢は、ワンブーとよばれています。
もりもりとボリュームのあるものを盛っても、必ず見える縁が料理を引き締めてくれる、というよい仕事をしてくれます。

DSC_28365寸マカイ φ15cm H7cm ¥1,600
3.5寸マカイ φ11cm H5cm ¥1,100
マカイは飯碗のことです。
5寸は飯碗としては大ぶりですが、丼にもよし、中鉢としても使えます。
花弁のような緩やかな曲線が魅力的です。
ゆがみのあるものもありますが、それぞれの個性を愛でたくなります。
まるで生き物のようですね。

壁には沖縄の工芸品を描いたポストカードの額を掛けています。
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手仕事フォーラムのカレンダーや手しごとのロゴマークの意匠などを手掛けていただいている小田中耕一さんの「日本の手仕事 型染ポストカードブック」のうちの2枚です。
上はやちむんの抱瓶(だちびん)で、
下は屋根瓦の上のシーサーと沖縄の数ある織物のひとつ、ミンサーです。
5つの四角と4つの四角の柄は、「いつ(5)の世(4)までも末永く」と女性が男性に愛を込めて織るそうです。
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ポストカードは「民藝の教科書」シリーズでおなじみのグラフィック社さんから発行されており、全国の書店からご購入いただけます。もちろん当店にも置いています。
24枚入り¥1,600(税別)

卓上カレンダーも今日から6月にさしかえ!
庭のあじさいも準備万端で雨を待っています。季節の移ろいに毎日感謝して。

手しごと 山藤

磁器のお茶碗

今回ご紹介するのは、磁器のお茶碗。
こちらは砥部焼 中田窯のくらわんか茶碗。
鉄横縞(左)・呉須菱つなぎ(右) 各1,800円税別
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呉須市松(左)・呉須唐草(右) 各1,800円税別IMG_8091

「くらわんか碗」とは、元々は江戸時代、淀川の乗合船に小舟で近づき、食べ物や飲み物を売っていた煮売り船で使われていたもの。
「くらわんか、くらわんか」と声を掛けて販売していたことから「くらわんか舟」という俗称がつき、そこで使われるうつわが「くらわんか碗」と呼ばれるようになりました。
(ちなみに「くらわんか」とは、「(銭がなくて)喰わないのか」といういささか乱暴な掛け声でした)
そう、高台がやけに広いのは、揺れて不安定な船上で使っていたから。
その後も丈夫で使いやすいうつわとして、庶民に親しまれてきたお茶碗です。

さて、こちらは有田焼 大日窯の格子飯碗(1,800円税別)。
丸みのある形が手に馴染む、シンプルなつくり。
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有田焼というと華麗な絵付けの高級品を思い浮かべる方も多いようですが、この大日窯は、今なお日用雑器としての素朴であたたかみある有田焼をつくっています。
格子模様やさりげない線巻のうつわのほか、古いものを写した柳や笹などを素早く描くことで、嫌味のない健やかな品に仕上ります。
一見簡単そうに見えるシンプルな柄こそ、絵付は難しいのだそう。
ほかにも色々店頭に並んでいますので、是非ご覧になりにいらして下さいね。

大日窯からは、かわいらしいレンゲ(570円税別)も並んでいます。
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涼しげなガラスにも好相性。麺やスープのお供にはもちろん、小振りなのでヨーグルトやプリン、杏仁豆腐などにも良いですよ。
ご家族分揃えてみてはいかがでしょうか。

手しごと 堀田

蕎麦猪口いろいろ

そうめん、
ざるそば、
冷やしうどん、
そろそろ冷たい麺類が食べたい季節となって参りました。

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普段から万能選手として出番のあるそばちょこですが、本領発揮の時です。

今店頭にあるものをいくつかご紹介します。

◆愛媛 砥部焼 中田窯DSC_2827手前右から、
・菱つなぎ
・鉄独楽
・すずらん
・鱗(うろこ)
・唐草
・釉裏紅 (ゆうりこう)水玉
φ8.5 H7cm ¥1,500 / 水玉・鱗 ¥1,800(価格は全て外税表記です)
伝統的な日本の紋様も、磁器なのに温かみある風合いに柔らかくとけ込んでいます。
釉裏紅は釉薬の(技法の)名前です。

◆愛媛県 砥部焼 梅山窯
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φ8.5 H7cm ¥1,500
軽快な赤絵が目を楽しませてくれます。

◆佐賀県 有田焼 大日窯
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左から、
・白 呉須線 φ7.5 H5.5cm ¥1,400
・呉須 錆 割格子 φ8 H6cm ¥1,500
・呉須 割格子 φ8 H6cm ¥1,500
硬く頑丈な性質は安心感を与えてくれます。
口当たりもよいので、そば湯を飲むのによいです。
湯呑としてもおすすめです。

◆愛知県 瀬戸焼 小春花製陶
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赤楽・青楽 麦藁手 φ8 H6.5cm ¥2,000
この伝統柄は若い人にも好まれています。

◆愛知県 瀬戸焼 瀬戸本業一里塚窯
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灰釉フリーカップ 線入り φ8 H7cm ¥1,400
先日もこちらで紹介しました。

◆福岡県 小石原焼 太田哲三窯
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切立鉢
左から
・ポン描き(イッチン)
・刷毛目
・飛び鉋
φ8.5 H7cm ¥1,500
多彩な技法による模様の変化に心躍ります。

気になるものはございましたでしょうか。
お電話やメールでのお問い合わせも承っております。

手しごと 山藤

砥部焼 中田窯・有田焼 大日窯が店頭に並びました

砥部焼 中田窯と有田焼 大日窯より、涼しげな磁器のうつわが入荷しました。IMG_7900

人気の蕎麦猪口(1500円税別)。柄違いで揃えたくなりますね。
お蕎麦はもちろん、お茶やコーヒーを楽しんだり、小鉢としても使える万能選手。
最近人気の高い、多肉植物なんかを植えてもかわいいのでは。IMG_7902

こちらはかわいらしい紋様の7寸深皿(4,600円税別)。
夏はやはり冷やし中華?大根おろしたっぷり冷やしぶっかけ蕎麦とか?
ちょっとおしゃれに冷製トマトのカッペリーニや、ボリューム満点夏野菜カレーを盛りつけても絵になりそうですね。IMG_7903

夏だからこそ食べたくなるラーメンや担々麺。そんな時にはこの6寸丼(3300円税別)。
フリーカップ(2,300円税別)やシンプルで飽きのこない格子柄の飯碗(1,800円税別)も並んでいます。IMG_7904

沖縄はもう梅雨。関東の梅雨入りも間近です。
ジメジメする季節も快適に過ごせるに違いない、涼しげなうつわたち。
人気のリム皿も5寸から8寸まで並んでおりますので、是非ご覧になりにいらして下さい。

手しごと 堀田

龍門司焼 蓋物(しゅけ)

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ふと美しさに気付くことがあります。
棚にひとつぽつんと置いてみると存在が際立つようです。
物をちゃんと見るという道の入口にたったばかりの私の目には、写る物が日々変わって行くように思われます。
まだまだわからないことが山ほど、どころかひとつの惑星くらいはゆうにありそうです。

とにかく見てみることからはじめましょう。
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蓋はつまみを持たなくても片手ですっぽり収まりのよいふくらみがあります。
胴は腰から口に少しすぼまっていて上品な印象です。
黒い柚肌がなまめかしく、青みがかった白の一筋がすうっと流れていて胸の空く感じがします。

外で見てみます。
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くるくるまわしてみます。
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この三彩のしゅけは、黄みがかった白の化粧土に、しっかりと色濃く出た青と飴の釉薬が自由奔放にかけめぐっていて、少し角度を変えるともう違う顔を見せてくれます。
焼成時に流れて混ざった部分は、人のあずかり知らない自然現象の一瞬の美しさを形にとどめた跡です。

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ふたをとると口は広く、使いやすいかたちです。
漬け物、常備菜、なんでもいれて使い込むと風情に深みを増して行きそうです。
台所や食卓に出したままでも様になりますね。
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見れば見るほど味わい深く感じられます。
たくさん物を見ることで、物を見る心を育てて行きたいです。

◇龍門司焼 しゅけ
約10.5cmφ H8.5cm
4,800円(税別)

手しごと 山藤

あるお客様のお買い物

こんにちは。今日も東京は良いお天気。
窓辺も涼しげに模様替えです。FullSizeRender

きのうお買い物に来てくださったお客様は、つい最近当店で扱うような民藝のうつわを使いはじめたそうで、少しずつ集めてらっしゃるとのこと。以前から欲しかった取り皿になる5寸、4寸のお皿を探しに来てくださいました。
お客さまが選ばれたのがこちらのお皿たち。
上から時計周りに、栃木益子焼、沖縄やちむん、鹿児島龍門司焼、島根湯町窯、福岡小石原焼と、いろいろな地域のものです。それぞれ個性が強いですが、集めて見ると不思議としっくり。

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民藝のうつわは合わせ方が難しそうと言う声も聞かれますが、まずはあまり悩まずに直感で好きなものを買って使ってみるのがいいようです。リピーターのお客様のお話だと、少しずつ集めて使っていくうちにご自身の好みがわかってくるので、あまり迷わなくなるそうです。
まずは、お気に入りの一枚を手に入れてみてください。

手しごと 中里