作成者別アーカイブ: 手しごとスタッフ

やちむんが届きました

久しぶりに沖縄の焼き物 ‘やちむん’ が入荷しました。

お皿やマカイ(鉢のこと)など、日常使いのものが中心です。
一部を写真でお伝えします。

 

◆7寸皿(φ21cmほど)

 

◆6寸皿(φ18cmほど)

白イッチンが、エキゾチックな感じもありつつ、シックな雰囲気に仕上がりました。

 

◆5寸皿(φ15cmほど)

花唐草の絵付けの濃淡がきれいです。

 

◆4寸皿(φ12cmほど)

個人的に今回一番のお気に入りのイッチンの皿です。つい写真も多めに。

白泥で、伸びやかに気持ちよく、唐草模様が描かれています。

マットな焼き上がりも魅力的です。

 

◆3.5寸皿(φ10.5cmほど)

 

◆マグカップ小(φ7.5cm H9cmほど)

イッチンのマグカップもとてもよく、ややこぶりで軽い作りです。

 

◆ 4.5寸マカイ(φ13cmほど)

 

◆ 4寸マカイ(φ12cmほど)

 

◆ 3.5寸マカイ(φ10.5cmほど)

子供用ごはん茶碗にもよいサイズです。小鉢としても。

 

◆ 5寸ワンブー(φ15cmほど)

フチの藍の唐草模様が、額縁のようにお料理を引き立てます。

 

◆ 渡名喜瓶

大:H15.5cmほど
小:H11.5cmほど

特徴的な形の ‘トナキビン’
本来は、泡盛をお供えするための瓶です。

 

 

お越しをお待ちしております。

気になるものがありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

 

今日から「普段の暮らしに民藝を」@二子玉川 蔦屋家電 開催

「普段の暮らしに民藝を」

機能・デザインにこだわりのある家電と本を中心に、
’いま’ のライフスタイルを広く発信している蔦屋家電の広大なフロアの一角に、
日本の手仕事の数々をギュッと凝縮して展示しています。

最先端の家電と「民藝」。

面白い取り合わせですが、洗練された空間において、
手仕事の素朴な表情が、かえって際立つようです。

現代の暮らしとの関わりは、私たちにとっても大きなテーマです。
気に入ったもの何か一つでもお持ち帰りいただき、
普段の暮らしを、心豊かに過ごすためのきっかけになれればと思っています。

背景には民藝関連の書籍もたっぷりと陳列されています。
ぜひお出かけ下さい。

会期:4/16(月)〜5/末

場所:二子玉川 蔦屋家電 1F

東急電鉄 大井町線・田園都市線「二子玉川駅」より徒歩4分
東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット

 

 

小鹿田焼 柳瀬朝夫窯 入荷しています

久しぶりに柳瀬朝夫窯が入荷しています。

これを待っていたんだ!と喜びひとしおです。

お年を召した朝夫さん。

少しでも長くお仕事を続けてもらいたいと願います。

朝夫さんの作る物に胸躍らせたい。

使い手の身勝手な願いではありますが。

 

他にも皿、鉢などございます。

販売済になっていることもありますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

花盛り

手しごとは現在花盛りです。

お客様のNさんが、ご自宅の山から採ってきて下さる枝物は、生命感に満ちあふれていて、手仕事の器にとてもよく合います。

ミモザ × 栗とりかご特大(岩手一戸)※売約済

椿 × 磨き土器 筒(茨城真壁)

桃 × 小鹿田焼 雲助(大分)

木蓮 × やちむん 筒(沖縄読谷)

ミモザ × 湯町窯 ピッチャー(島根)

 

生き生きとした植物と手仕事の競演です。

 

‘太田潤 手吹き硝子展’から②

あっという間に明日が展示会最終日です。

どうもくせになる潤さんのガラス。
毎日囲まれていたら、大好きでしょうがなくなってきました。
終わるのがさみしいです。

会期後半に少しずつ撮った写真を載せておこうと思います。

栓付瓶
花さし

 

金平糖入れ
角首長瓶
くびれコップ

 

栓付瓶

 

角花さし
ぐいのみ
小さい花さし

 

六角花さし

 

ミルクピッチャー

 

口返し大鉢

 

ランプシェード

 

六角花さし
扁壺

 

7寸皿

 

 

気になるものがありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

会期後も、少しの間ご対応いたします。

 

潤さんのこと

3/9金から開催している ‘太田潤 手吹き硝子 展’

初日から2日間、潤さんが福岡県よりはるばるお店までやって来てくれ、
2日目だった昨日は、ギャラリートークとしてお話しを聴く会を催しました。

朗らかで気さくな人当たり、

わはは!と豪快に笑い、でもカメラを向けると少しシャイな笑顔。

居合わせたお客さんの赤ちゃんには、優しく目を細め、温かな人柄がにじみ出ます。

・・・

福岡・小石原焼、優れた民藝陶器を継承する太田哲三窯に生まれた潤さん。

長男の圭さんは陶工として、次男の潤さんは、吹きガラス職人として歩んでいます。


(小石原焼の縁有り鉢から着想した’モール小鉢’)

じっとしていられない性分で、ロクロの前に座り続ける仕事は向いていないと感じていたこと、

昔から家にあった小谷真三さんの倉敷ガラスや、イランやメキシコのガラスに改めて目が向き、この道にすすみました。


(’栓付瓶’と’小さい花さし’)

どうやって作るのかを学ぶための沖縄での5年間は、分業制のため、実際にガラスを吹く事はほとんどなく、目で見て学ぶ修行となりました。

再生ガラスしか使っていないのも、沖縄で学んだことからです。


(沖縄の再生ガラスを想起する’モールロックグラス’)

福岡に戻り、憧れの小谷さんの図録の巻末にあったという窯の模式図を見ながら、なんとそれだけで窯を自作し、工房を建て、いよいよガラスを吹きはじめます。


(工房移転後の現在の窯。火があらぬ所から吹き出て、動き出しそうな生命感があります。)

潤さんのガラスは、少々歪んでいたり、傾いていたり。

それを私たちは、愛嬌がある、味がある、と感じたりもしています。

潤さん自身は、

下手ですみません、
せっかちで丁寧にできなくて、
やり直すと却ってまずくなるんで、
めんどくさくて、(おいおい!笑)
なまけものなんで、(おーい!笑)

がははー!と笑いながら話します。

全く自分を飾らない、ありのままな人。

実際はものすごく努力をしてきているはずで、強い信念を秘めている人。

そう感じました。

小谷さんの物を真似して作ってるつもりだけど、全然似ないと笑います。

不揃いな形は、技術が発展途上とも言えるし、

ガラスの溶解が不十分で、気泡がたくさん入ったりもする。

(その自然に入ってしまった泡が、とてもきれいなのですが)

自作の窯のごきげんをうかがいながら、その時できる物を一生懸命作る。

早くたくさん作る。変にいじりすぎない。

小谷さんからきいた「ガラスのなりたい形にしてやる」という言葉が心にあるそうです。

自然に逆らわない。

潤さんのガラスは、潤さんそのものです。

なぜ心惹かれるのか、わかった気がしました。

 

 

‘太田潤 手吹き硝子展’から①

いよいよ、3/9(金)から潤さんの個展がはじまります。
日常使いのガラス器もたくさん届いています。
写真で少しずつ紹介していきます。

◇小さい花さし

色・かたち、さまざまにたくさん作ってくれました。

春の野の花を、少しずつたくさん挿したいな、と夢見る窓辺です。

◇モール小鉢(小・大)
◇口巻モール小鉢

小さめの底から朝顔のようにぱっと広がる形がきれいで、
食べ物がよく映えます。
テーブルに落ちるモール模様の影も美しく、素朴で可憐な美しい器です。

◇たるグラス

手のひらにころんと収まるコップ
今回のスカイブルーは清々しく冴えています。

色の出方も毎回少しずつ異なるのが、潤さんの再生ガラスのおもしろみです。

今回のこの淡いグリーンは独特な雰囲気です。

若草色のような、海藻からつくった寒天のような、、なんとも言えない良いかんじです。
例えがいまいちでしょうか。

◇栓付瓶(小)

心惹かれる佇まい。

◇モールロックグラス

定番の7色全て入荷しています。
潤さんが修行された、沖縄を彷彿とさせるロックグラス。

関東では冬が影をひそめ、これからどんどんグラスの出番が増えますね。

◇ピッチャー

福岡の民陶、小石原焼の太田哲三窯に生まれた潤さん。
陶器に囲まれて育った環境が、やはり独自の造形感覚を養っているのだなと、
ピッチャーの形からみてとれます。

 

まだまだたくさんあるので、次回また紹介したいと思っています。

 

◆3/9(金)15時頃〜 太田潤さん 在店

◆3/10(土)16時〜17時 太田潤さんギャラリートーク
(席に限りがありますので、事前にお申し込み下さい)

 

《 太田潤 手吹き硝子 展 》開催のおしらせ

太田潤 手吹き硝子 展

会期:2018年 3月9日(金)〜 3月19日(月)※火曜定休

場所:手しごと

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

福岡の民陶・小石原焼の窯元に生まれた太田潤さんは、
沖縄で修行した後地元に戻り、工房を開きました。

潤さんならではの感覚と
再生ガラスから生まれる
大らかさと素朴さ、温もりが感じられる器です。

是非ご覧下さい。

 

◆初日3/9(金) 15時頃からと、3/10(土) 、太田潤さんが在店します。

◆3/10(土) 14:00〜15:00  ギャラリートーク

普段なかなか聞く機会のない、お仕事のことなどをお話しいただきます。
参加ご希望の方は、電話(03-6432-3867)かメールフォームよりお申し込み下さい。
お待ちしております。