作成者別アーカイブ: 手しごとスタッフ

白木のパン皿

pick upで紹介しましたパン皿。
こちらもバターナイフと同様に木の経年変化を楽しみながらお使いいただける商品です。写真は、使いはじめて3週間たったもの。

パン皿2

トーストのバターやクロワッサンの油分が木目に染みこんで、うっすらと色が変わってきました。白木に染みがついてしまうことに、はじめちょっと抵抗がありましたが、これが育っていく課程です。臆することなくどんどん使いましょう!そして使い終わった後は、ペーパータオルなどでから拭きして、そのまましまいます。

今日は尾山台駅近くにあるペニーさんのチョコクロワッサンをのせてパチリ。トーストだと四角い皿に具合い良くのった写真になります。でも、他のパンでも良い感じですよね?

パン皿

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ずるをして(?)、皿にバターを塗りこんでしまう方もいるようですが、私は自然にまかせて変化を楽しみます。さらに使い続けてもっと飴色に育った頃、またご紹介したいと思います。

わたなべ木工 欅白木パン皿 2,800円(税別)

手しごと 中里さおり

松浦さんがやって来た!

尾山台に雑誌popeyeの取材が入りました。
松浦弥太郎さんの連載「松浦弥太郎 この店、あの場所」に取り上げていただけることに!
取材用の写真を撮っているのは、なんと松浦さんご本人です。

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掲載されている写真は、全てご自身で撮っているのだそうです。
「これからの時代は、なんでも自分でできないとね。」「分業とか言ってないで。小谷真三さんみたいに一人でね。(笑)」(ご存じの方も多いと思いますが、倉敷ガラスで有名な小谷真三さんは、分業で行うガラス製品作りの全ての工程を、一人で行うことを可能にした方です。)

そして、真剣なまなざしで店内をくまなく見て回ります。目線の先に何があるのか、とっても気になります。新しく入った飯碗を指して、「これ、すごく良いですね。」「これはどちらのですか?」松浦さんの興味をひく商品は・・・、なるほど。なるほど。

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松浦さん、編集長、副編集長、それぞれにお買い物をしてくださいました。ファッション雑誌の編集の方は、当然ですがみなさんとってもおしゃれです。何を買ったのか気になりますか?それは、お店に来ていただいたときにお話ししたいと思います。

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ちなみに、松浦さんがされていたループタイは、小谷真三さんがつくったとんぼ玉をエルメスの革紐につけたものだそうです。うーん、おしゃれ!

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新しい商品がぞくぞくと入ってまいりました。
雨の中お出かけいただいても、きっと楽しんでいただける品揃えとなっております。
みなさまのお越しをお待ちしております。

手しごと 中里さおり

宮城正享さんの器

毎日暑い日が続きますね。
手しごとは尾山台の駅から3〜4分と遠くはないのですが、その距離を歩くだけでも汗が吹き出しきます。店頭でもガラスや磁器の器をお求めになるお客様が多くなりました。冷たいお茶やビール、麺類が欲しくなるこの頃、器にもやはり季節感のある涼しいものを使いたいと思われる方が多いのでしょう。

その選択肢に沖縄の器はどうでしょうか?
先日、読谷村北窯の宮城正享さんの器が届きました。
今回は呉須釉とオーグスヤー(緑釉)を掛けたものが中心です。先月に窯出しされたものですが、色がよく鮮やかなブルーがとても涼しげです。

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6寸皿 税別2,200円
5寸マカイ 税別1,600円

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湯呑 各税別1,600円 ゴブレット 税別1,600円

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6寸マカイ(手前の2つ) 各 税別2,300円

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7寸皿 税別3,000円

ガラスや磁器にも負けず劣らず、爽やかな気分にさせてくれる宮城さんの器。
これから始まる暑い夏に向けて、ぜひご覧にいらしてください。

手しごと 西村創太

広島 宮島のバターナイフ

どうでしょう。絵になるバターナイフと思いませんか?
広島県の宮島工芸製作所でつくられているバターナイフです。

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先日ご来店されたお客様より、後日お電話をいただきました。
購入していただいたバターナイフがとても使い易く、今まで使用していた金属のものはもう使えないとのこと。わざわざお電話で伝えていただき、ありがとうございます!とてもうれしくありがたい気持ちでいっぱいになりました。
ですが、実はまだ私自身は使用したことがなく・・・。スタッフとしてお恥ずかしい。ということで、さっそく使ってみました。

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お客様のおっしゃるとおり、本当に使い勝手が良いです。
ヘラの部分のカーブが絶妙で、持ち手の太さと丸みが手になじみます。そして木製なので、パンへのあたりがとても柔らかいのです。

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使いこむほどバターの油分が染み込んで、どんどん飴色に変わっていくのも楽しみです。(そういう変化を私たちは「育つ」と呼んでいます。)
育てる楽しみもあり、とても使い易いバターナイフ。
いかがですか?

宮島工芸製作所 バターナイフ(桑)税別400円
永見窯 パン皿 φ19.5㎝ 税別2,000円

手しごと 中里さおり

手仕事フォーラム長野の旅

私たち手しごと尾山台店のスタッフは、代表の久野が主催する手仕事フォーラムのメンバーでもあります。今回は、手仕事フォーラム主催の学習旅行にスタッフ西村が同行した際のレポートをお届けします。

手仕事フォーラムの学習旅行に参加しました。毎年行われているこの旅行、今回は長野・松本が舞台です。
まずは、手仕事フォーラムのメンバーでもあるYさんの別荘へ。膨大な民藝のコレクションが収蔵されています。民藝を学ぶにはとにかくものをたくさん観ること。久野が一つ一つそのものの背景や観るポイントを解説していきます。

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そして松本といえば、松本民藝家具。松本民藝家具は松本の民藝運動の中心となる池田三四郎氏が設立し、現在も職人による手仕事を実践する数少ない家具メーカーの一つです。工場の中を見学させていただきました。

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木取り、組立、塗装と一つ一つの作業が分業によって作られています。販売時から時間を経て美しさが増していくように考え作られる家具は、親から子へと受け継がれ、修理の依頼がとても多いそうです。

また、近郊にある松本民藝生活館も見学させていただきました。


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富山の五箇山から移築された民家には、日本だけでなく世界各地の家具がならび、実際に暮しの中で家具を使うことやその手入れの仕方、年月を経た家具の魅力を学ぶ職人の研修・養成の場として使われているそうです。ここで感じ学びとったものが、実際に作るものに反映されていくのですね。

その後は松本民藝家具の職人であった故荻原氏のお宅を見学させていただきました。
空間のスケール感、家具や物の配置ひとつひとつに気が配られ、とても調和がとれた空間です。夫人のお漬物とお茶をいただき、すっかりくつろいでしまいました。日常の暮しの中で民藝を楽しんでおられる様子が伝わってきて、民藝の楽しみ方の一つのかたちとして、とても参考になるお宅でした。

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実際にものだけでなく、それが生み出される場、使われる様子をみることができて、とても充実した旅になりました。
見学させていただいた皆様ありがとうございました。

手しごと 西村創太

 

久野恵一が語る、手仕事のある暮らし ~かご、ざる、ガラス~

2014年5月31日(土)14~16時、玉川高島屋S・C屋上にある「玉川テラス」でのトークイベント第二弾が決定致しました!

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今回のテーマは、これからの季節に欲しくなる「かご、ざる、ガラス」。
手仕事のうつわでおやつもご用意しております。どうぞお気軽にお申し込み下さい。
お申し込みは、氏名、連絡先を明記の上、手仕事フォーラム事務局まで。
※キャンセルは開催日の1週間前まで。それ以降は全額を申し受けますので、ご了承下さい。

2014年5月31日(土)14~16時 参加費2,000円

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手しごと 尾山台店 いよいよオープンいたしました!

店内いっぱいに並んだ什器に、日本全国の手仕事の良品がたくさん集まりました!
いよいよ本日、手しごと 尾山台店グランドオープンです。

8日からの内覧会には、たくさんのお客様にお集まりいただきました。気がつくとあっという間に夜、という毎日でした。私どもの慣れない接客にも暖かく接しててくださり、本当にありがとうございます。

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10日(土)には、関係の深い方々をお招きしての開所式を行いました。

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ケータリングのお料理。この日のために、窯元の皆様にご協力いただき、送っていただいた大皿に盛りつけるとこんなにも素敵に!
(われわれスタッフは緊張のあまり、終盤まで食べるのも忘れておりました。)

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開所式で語り合う松浦氏とオーナーの久野。

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お花やお祝いもたくさんいただきました。ありがとうございます!

みなさまからたくさんのご支援をいただき、われわれ一同あらためて身が引き締まる思いです。どうぞ「手しごと」をよろしくお願いします!

手しごと 中里さおり

 

尾山台 店舗内装 、着々と進んでいます!

店舗内装 ペンキ塗り

先日の土日に、尾山台新店舗の内装のペンキ塗りが行われました。ピンク色の壁を、あたたかみのある生成りの白に塗り替えます。

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まずは不要な部分にペンキがつかないように養生作業です。ビニールシートが一体になったテープを張っていきます。思ったよりも窓やコンセント、照明など、細かい部分が大変で、養生に一日かかってしまいました。翌日はフォーラムメンバーの鈴木さん、坂本さん、高梨さんが手伝いに来てくださいました。店舗の改装全般をサポートしてくださっている建築家の源野さんと自分も合わせて5人。早速、ペンキ塗りです。まずは角や端の部分から、はけや角度のついたスポンジなど、細かい道具ではみ出さないように塗って行きます。

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そのあとは、ローラーで一気に。背の高い高梨さんは天井まで届きます。

源野さんがおっしゃる通り、ペンキ塗りは養生が命。気兼ねなく塗れるので、壁面はあっという間に白一色になりました。

乾くのを待って。養生シートを剥がし、ペンキ塗りの完了です。

このピンク色の壁面がこうなりました。

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やはり壁の色が変わると空間の雰囲気がずいぶん変わります。来週は、入口の外壁面の施工です。

手しごと 西村 創太