オガミノさんの食卓【第3回】

オガミノさんの食卓【第3回】

本格的なインド料理教室として名高い「キッチンスタジオ・ペイズリー」で、
講師として活動されているオガミノさん。
広大なインドの文化と食の多様性、インドの食文化の面白さに惹かれ、
インド料理の道を志されたのだそうです。
そんなオガミノさんは、手仕事フォーラムの活動などを通じて、
日本の手仕事にも深い興味を持ち、いろいろなうつわを
日々の暮らしに採り入れています。
この企画は、オガミノさんの日常の食卓を覗き、そこで使われているうつわ、
そして、オガミノさんが得意とするインド料理を(ちょっとだけ)紹介する企画です。

今回の食卓は、こちらです。

色とりどりで美味しそうです!

今回の献立は:
ソムタム(青パパイヤのサラダ)、ガイヤーン(ハーブ香るタイ焼き鳥)、
空心菜炒め、玉子とトマトと春雨のスープ、ごはん
です。

さっそくメニューを解説いただきましょう。

ソムタム(青パパイヤのサラダ)
うつわ:小鹿田焼・坂本浩二窯 七寸片口鉢

青パパイヤといえばソムタム。
ニンニク、唐辛子、ナンプラー、ライム、ココナッツシュガーでいわばドレッシングを作り(本当干しエビを入れるのですがわたしは甲殻類NGなので省略)、ミニトマト、インゲン、青パパイヤのスライスを順に石臼に入れてゴンゴン叩いて、野菜の繊維を壊して味を染み込ませます。
うつわに盛りつけて、香菜とピーナッツをトッピング。

空芯菜炒め
うつわ:小鹿田焼・黒木昌伸窯 6寸伏せ合わせ皿

粗みじんにしたニンニクと唐辛子を炒めて香りを出し、空心菜をさっと炒めて仕上げにナンプラーを回しかけました。

ガイヤーン(ハーブ薫るタイ風焼き鳥)
うつわ:小鹿田焼・坂本浩二窯 七寸皿

ナムチムジェオ(ガイヤーン用ソース)
うつわ:石見焼 ミニ片口

ガイヤーンはハーブの香り豊かなタイ風の焼き鳥。
鶏もも肉を醤油やナンプラー等の調味料、レモングラスや香菜の根などのハーブに漬け込み、オーブンで焼きました。
醤油ベースの味付けですがハーブの香りが鼻に抜けて一気にタイの気分。

ナムチムジェオはお肉などに合うタイのBBQソース。
酸味のあるマメ科の果実タマリンドとココナッツシュガー、バイマックル(コブミカンの葉)に唐辛子、ナンプラーなど、タイ料理の特徴である酸っぱ甘辛い美味しさが詰まったソース。
炒ったお米の粉も入ることにより、香ばしさと深みもアップ。グリルしたお肉にかけると美味しさ倍増です。

今回はなんとタイ料理!本格的です。

小鹿田焼のうつわが色彩豊かな食材を受け止め、料理をよく引き立てています。
食卓の印象も統一感があって良い感じ。小鹿田焼の懐の深さがよくわかります。
美味しそうですね。

うつわを使った感想も伺いました。

小鹿田焼・坂本浩二窯 七寸片口鉢(ソムタム)

よく見かける片口よりは浅手ですが、7寸の大きさがあり、
ソムタムのようなつゆだくのサラダや煮びたしなど、
汁気の多いお料理を盛り付けるのにぴったりです。
落ち着いたグレーの刷毛目なので、どんな料理も受け止めてくれますが、
彩りが綺麗なお料理を盛るとよく映えます。

また、この大きさと深さがカレー皿としても秀逸。
リムに向かって丸くカーブして立ち上がっていく形状が、
スプーンでとても掬いやすいです。


(メニューはカシューナッツのカレー、大根のカレー、人参のスパイス炒め、青ネギのココナッツ炒め、ココナッツと鰹節の辛いふりかけ)

カレー皿としては少し小ぶりにも見えますが、深さがあるので
たくさん食べたい方はご飯もカレーもたくさん盛れます。
そして、本来の用途とは違いますが、
片口部分をスプーンレストにすると、素晴らしい収まり具合です。

小鹿田焼・黒木昌伸窯 6寸伏せ合わせ皿(空芯菜炒め)

落ち着いた青丹色におおらかな藁引きの模様が美しいです。
今回は同系色の葉物を盛り付けて緑のグラデーションを楽しんでみましたが、
緑とのコントラストが出るような反対色の赤系の食材、
白っぽい色のお料理を盛りつけても綺麗です。


(ピーツのサラダを乗せて)

緑系の釉薬のうつわは一見難しそうに見えますが、
案外どんなお料理でも合わせやすいですし、
テーブルが引き締まった印象になるので使い勝手が良いです。

小鹿田焼・坂本浩二窯 七寸皿 白 櫛描き(ガイヤーン)

温かみのある白地に櫛書きがリズミカルに描かれた一枚。
今回のようにメインディッシュを盛り付けても、
ワンプレートで朝食やランチにも、カレーやパスタ皿としても。
万能に使えます。

今回も彩り豊かで、うつわとの組み合わせも素晴らしかったですね。
ごちそうさまでしたm(_ _)m

今回ご紹介したうつわは、こちらよりオンラインショップページをご覧いただけます。
(一部品薄となっている品もございます。ご了承ください)

それでは、また次回をお楽しみに。