「春のしつらえ展」山内武志さんの型染め(その1)

今週末、2/1(土)から「春のしつらえ展」と題して、
早春の住まいを彩る手仕事の会を開催します。
大小の布やかごなどを集めました。

まずは静岡県浜松市で染め物を営む山内武志さんの布、その中でも大判のものからご紹介します。

 

◆型染めテーブルクロス

【1】92×147cm(サイズはおおよそです)木綿地

 

【2】89×147cm 木綿地

【1】と【2】は、まず刺子のような模様を型染めした上に、さらに防染のりをおいて2重に染められています。
のりの置き方で、2枚は全く違う印象です。

静の型染めと動の筒描き染め。組合せの妙ですね。

赤い色が華やかなので、桃の節句の敷布などに使ってもすてきです。

 

【3】93×133cm 木綿地(厚手)

春を知らせる花、愛らしい梅の模様が並んでいます。

等間隔に並んでいても不思議と機械的にみえないのは、

単純なコピーアンドペーストではない、山内さんの手を感じるからでしょう。

同じ柄で薄手の生地の金茶色、濃紺色もございます。

 

【4】94×170cm 木綿地

〈てっせん唐草〉

 

【5】94×162cm 木綿地

〈牡丹唐草〉

 

【6】87×172cm 木綿地(厚手)

〈菊唐草模様〉

山内さんの伝統柄は、現代的なグラフィカルな感覚も加わり、
均整の取れた完成度の高いデザインだと思います。
大胆で迫力があり、目を奪われます。

天井からさげて間仕切りに、壁にかけて壁紙のように使うと、どきっとするくらい空間が変わります。
リフォームやDIYなどをせず、手軽に模様替えができてとてもおすすめです。

 

◆紅型卓布

37×108cm 木綿地

沖縄の型染め「紅型(びんがた)」模様の卓布です。

早春を超えて春爛漫です。明るく楽しい気持ちになる2枚。(柄の細かさが異なります)

元々縞模様のある下地布を使っていて、一見複雑に見えますが、
濃い色の縞のラインがすっきりと目に入ってきて、
布の上で蝶や花が舞いおどっているような動きをさらにかんじさせます。

こういうひらめきと遊び心は山内さんならではだなと思います。

 

大きめの布をご紹介しましたが、他にも小さな卓布や、手ぬぐいなども届いています。

少しずつですが、椅子敷き、クッションカバー、座布団カバー、バッグもございますので、

どうぞお楽しみにおいで下さい。

このブログでもご紹介したいと思っています。