先日、東北に仕入れに行った際に、岩手で桶を作られている久保さんの元をたずねました。
18、9の頃に、冬の農閑期に桶づくりを始められた久保さん。独学で作り方を研究し、製品が売れるまでは4年ほどかかったそうです。その後、大工の出稼ぎのため、仕事を辞められていたそうですが、69歳から再開され今に至ります。
小屋に入ると、久保さん一人が座れる作業場があり、天井や隣の部屋には、製作途中の桶やおひつが所狭しと並べられています。中には太鼓の胴部まで。
久保さんの桶は素朴な作りですが、表面が必要以上に仕上げられていないため、素朴な風合いがあり、さらに竹のタガが外れにくくなっています。また必要以上に手を加えないために、一般の方でも買いやすい値段になっているのがうれしいところです。
木製のおひつのいいところは、木が適度に水分を吸い、ごはんがべたつくことも、乾燥しすぎることもないということ。炊飯器にいれたまま保温しておくよりも、ご飯を美味しくいただけます。
おひつ 1合用 税別7,000円
おひつ 2-3合用 税別8,000円
宮島工芸製作所 杓子 税別2,400円
さあ、おひつおひとついかがですか?
手しごと 西村創太