楢岡焼

秋田県の楢岡焼をご紹介します。

赤茶色の器体に海鼠釉の鮮やかなブルーがひきたちます。

 

【楢岡焼】秋田県大仙市

江戸時代末期頃から、農業用の甕などの雑器を作ってきた窯ですが、時代の変化に合わせて、
食器類を作るようになっていきました。
海鼠釉には白土にナラの灰、藁灰を混ぜて使われ、焼成により鉄分と融合すると、
青みを帯びた白色になり、視覚的にとろりとした仕上がりをみせます。
白土は豊富には採れなかったため、器の外側は上半分にだけかけることが多く、
釉薬のかからない素地には鉄分の多い飴釉が施され、耐水性を持たせると同時に、
さらなる鉄分が海鼠釉におもしろい変化をもたらします。

今日の楢岡焼はより冴えた青みの濃いものになっています。
これは当代小松さん親子の研究により安定的に青色を出せるようになったものです。

 

現在店頭にあるもの。

飯碗
Φ11 h6.5cmほど

 

1.5合徳利
Φ7(最大部) h15cmほど
1合徳利
Φ6.5 h13cmほど

 

平皿
Φ13.5 h2.5cmほど

 

小皿
Φ9.5 h2.5cmほど

 

深鉢
Φ12 h6cmほど
Φ14 h6.5cmほど

 

今や希少な東北の民窯、楢岡焼。

どうぞ目で見て、触れてみて下さい。