倉敷緞通展 はじまりました

今年は、冬のはじまる季節に開催です。

「倉敷緞通」

裏地の「い草」
表地の「リング糸 (レーヨン+麻)」を
二重に重ねて、手で織り上げます。
通気性にすぐれ、さらさらとした手触りで、
日本の気候に合った、日本ならではの絨毯です。(緞通=絨毯)
縞模様のデザインは、著名な染織工芸家であった芹沢銈介によるものです。

一度は廃れてしまった「倉敷緞通」ですが、
現在は瀧山雄一さんがたったお一人で復興し、今も製作をされています。

この、他にはない、優れた絨毯をぜひみなさんに使っていただきたくて、
毎年展示会をさせていただいてます。

展示の様子です。
しましまとい草の香りでいっぱいの店内。


1畳敷 91×182cm


テーブルランナー(大)18×73cm


1畳敷  91×182cm


一畳敷と、巻いて立てかけてあるのが2畳敷 182×182cm。
珍しい単色無地です。
落ち着いたきれいなブルーグレー。
製作は3畳敷まで可能です。


玄関マット(大)60×121cm
紺とブルーグレーのさわやかな配色。


今年は、瀧山さんが、緞通製作のかたわら丹精したお米も販売しています。
JAS有機無農薬米と低農薬米の2種類。

余談ですが、田んぼに生えて来る「い草」を除去するのが大変だそうです。
緞通の材料として育てたらどうですか?!とつい言ってしまいましたが、
品質が良くないと余計な手間がかかりすぎるから無理。と瀧山さん。
確かに一人で作っていることが不思議なくらいの、大変な手間がかかっている倉敷緞通。
作り手が増えたらまた違うのかもしれませんが、、
実際は、熊本八代産の優れた「い草」が使われています。