「夏の器と型染め」開催しております。
いつもの手作りシールサインも、テーマの型染めにちなんで、フリーハンドで切り抜いてみました。
稚拙な感じが、まあ悪くないか、などとうそぶいてます。
上の「手しごと」は、小田中耕一さんの文字を丁寧になぞって切り抜いていますが、その味わいと完成度の高さはまるで違うなあと、苦笑い。
小田中さんは、師であった芹沢銈介に型染め文字をほめられたという方なので、
比べる方がどうかしています。
いきなり余談でした。
今日は、桂樹舎の型染め和紙を使った小物を紹介します。
富山県八尾市では、古くより和紙作りが行われていました。
先代で、民藝の活動家としても活躍された故吉田桂介さんが、
ご自身でも型を彫り、丈夫な手漉き和紙に模様を染め抜くことをはじめられ、
今日でもなお様々な加工品が作られています。
文庫箱(中)
約19.5cm×26.5cm h6cm
左から、
○アイヌ縞・緑
○万華鏡・赤
揉み紙のしわの風合いもよく、紙箱としてはどっしりとした風格があります。
紙類の整理や無機質な事務用品の収納に。
この箱なら、むしろ机の上に出しておきたくなります。
はがき箱
約17cm×12cm h5.5cm
左から、
○まゆ柄・黄
○ひし形紋・緑
○鈴玉・青
○飾り菱・緑
蓋の上面がわずかにふっくらとして、模様の愛らしさを増しています。
揉んでいない手漉き和紙が使われていて、スッキリとした印象です。
小物入れ
約φ21cm h19cm
左から、
○万華鏡・緑
○木の葉・青
○市松幾何紋・グレー
インテリアのアクセントにもなる筒形の箱です。
細かいおもちゃをしまったり、くず入れにしてもよいですね。
角座(座布団)
約38cm×34.5cm×2cm
和紙ですがとても丈夫です。
使い込む程に艶が出て、まるで革のように味のある風合いになります。
今回は、茶色の他に黒とグレーが入荷しています。
ポケットノート
A6判 約15.3cm×10.5cm×1cm
ノートは罫入りと無地のページがあります。
ブックカバー型になっているので、市販のノートを入れ替えられます。
左上から、
○なでしこ・青
○まゆ柄・緑
○シロツメクサ・青
左下から、
○まゆ柄・グレー
○アイヌキューブ・赤
○なでしこ・緑
ます型小銭入れ
約6.5cm×6.5cm×1cm
中央から、
○ピコット・青
○木瓜・赤
○積み木・緑
○てんとう虫・赤
○きら星・グレー
広げて開け閉めする動きの楽しさがある小銭入れです。
ぴったりと閉まるので、ピアス入れや薬入れにも使えます。
名刺入れ
約7cm×11cm×1.3cm
○まゆ柄・青・黄・赤
○ひし形紋・緑・黄
○幾何学模様・グレー
かばんの中にいつもこんな遊び心をひそませていて、
いざ名刺交換の時にも、少しなごみそうです。
・・・
和紙を楽しむ、はじめての感覚の人も多いかもしれませんね。
美しく、楽しく、型染めをされたものは、そのきっかけになれると思います。
手しごと 山藤