平岩愛子さんのガラス

こんにちは。東京は梅雨らしい天気がつづいています。
今日はもうすぐ開催予定のガラス展の中から、平岩愛子さん(glass studio Rainbow Leaf)のガラスを紹介いたします。
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平岩さんは沖縄の奥原硝子製作所で修行を積み、現在は東京青梅にガラス工房を構えていらっしゃいます。再生ガラスを原料とするいわゆる沖縄ガラスの技法で、全行程を1人で行うスタイルで製作活動を行っています。
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平岩さんの工房。左にあるのが材料の再生ガラス。右奥が溶解炉。真ん中の穴の中身が下の写真の“つぼ”です。

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この日はたまたま炉の“つぼ”を交換する直前にお邪魔したため、普段目にすることができない姿を見ることができました。こちらは陶器できており、定期的に替えないと割れてしまうそうです。

沖縄のガラスはぽってりと厚みがあり重さがあるものが多いですが、平岩さんのガラスは女性の手になじみやすい適度な厚さと重さでつくられています。また、女性ならではの優しい色合いも特徴です。グラスなどは、中に入れる飲み物の色を邪魔しないようにという考えから、色ガラスに透明ガラスを混ぜることで淡い色をつくり出しています。

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平岩さんの代表的なグラス。ヒッチーグラス。“ヒッチー”とは、沖縄の方言で“しょっちゅう”という意味だそうです。まさにしょっちゅう使っていただきたい普段使いのグラスは、持ちやすく口あたりも優しい。DSC_2645
淡い色あいがとても涼しげです。
ヒッチーグラス(中)各¥2,200

平岩さんのガラス器は7月から始まるガラス展に並びます。ご期待ください!

「手しごとのガラス展」
会期:2016年7月9日(土)〜18日(月)祝日
時間:11:00〜19:00
会場:尾山台 手しごと

手しごと  中里