先日、仙台林香院で開催された東北・仙台手仕事フォーラム、
プログラムの一つに秋田の中川原さんのあけび蔓細工の実演がありました。
この時作っていただいていたのは丸カゴ。
底から編み始め、放射状にあけび蔓を伸ばし、それをまとめながら編み進めていきます。
型はつかわず、編む強さを調節しながら、丸みを出し形を作っていく。
中川原さんの熟練の手仕事です。
あけび蔓が短くなると、脇に置かれた何本もの中から選び、継ぎ足して編み進めます。
太さのバランスを取りながら、均一に力が加わり、形が崩れないように気を配って材料を選ぶそうです。
ゼロから編み始め、わずかな作業時間の中、二日目にはもう完成していました。
完成品の写真をご紹介出来ず残念ですが、きれいな丸カゴでした。
熟練の手仕事を目の前で見られたいい機会でした。
手しごと 西村創太