昨日から「倉敷緞通展」がはじまりました。
初日は、作り手の瀧山雄一さんを迎え、おはなしをうかがいながら、
みなさん興味深そうに、触ったり、い草の匂いを嗅いだりしていました。
恒例の2畳敷き、今年はこちらの柄です。
どうしてもフレームアウトしてしまいます。。
長身の瀧山さんと同じくらい高さがあります。
今回は、定番柄No.1の2色を代えた、特別色バージョンです。
◎2畳敷き 約180cm×180cm ¥84,000(外税表記)
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今回特別な色柄はこの3種類です。
3枚の中央は、定番柄No.2の中央の赤色を落ち着いたグリーンに代えています。
左側のからし色のものは、廃盤となっている「旧No.12」という柄です。
◎玄関マット(大)約60cm×121cm ¥21,000円
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◎玄関マット(小) 約45cm×91cm ¥15,000
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◎テーブルランナー(特大)約15cm×91cm ¥5,600
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◎テーブルランナー(中)約15cm×45cm ¥2,300
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◎花瓶敷き 約17cm×18cm ¥1,300
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◎テーブルセンター(中) 約30cm×45cm ¥4,200
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材料の展示もしています。
ものの成り立ちがわかると、気付かなかったよさを知ったり、
大切に使う気持ちが芽生えたりします。
表地の糸は、レーヨンと麻の混紡で、
柔らかいけどさらっとしていて、心地よいです。
右側のからし色とグリーンが今回の特別色です。
裏地はい草です。
八代産の畳表に使われるものと同様です。
日本の気候には、日本の素材が合う。
至極当然のことのようですが、現代では忘れられがちです。
1m以上の長さのい草を数本ずつ紙テープで巻いて「ヌキ」を作ります。
これが、裏地の緯糸です。
紙を巻くことで、い草の耐久度も増します。
表地の糸をループ上に加工した「リング糸」が表地の緯糸です。
この加工が絨毯(緞通)としてのフワフワ感を生んでいます。
湿気の多い日本の気候に合った敷物。
ぜひお試しになりませんか。
昭和初期に芹沢銈介がデザインした色柄は、
現代でも消して古びること無く、
和室にも洋室にもなじむ
スタンダードな優品です。
手しごと 山藤