間が空きましたが、富山・民藝の旅の前編(http://blog.teshigoto.shop/archives/8952)の続きです。
南砺市立・福光美術館、躅飛山・光徳寺(ちょくひざん こうとくじ)の次に、
「わたなべ木工芸」さんにお邪魔しました。
手仕事フォーラム的には「わたなべ木工芸」さんと言えば、けやきの白木のパン皿です。
私もパン食の朝の定番です✨
トースターでカリッと焼いたトースト、カリッと温めたクロワッサンやお食事パン。
その「カリッと」を損なわずに美味しくいただける、パンのためのパン皿!
わたなべ木工芸さんは富山県の伝統工芸である庄川挽物木地の工房です。
三代目の渡辺博之さんが、実際の作業を見せてくださいました。
様々な道具を使って削っていき、最後はヤスリで磨きツルツルに仕上げます。
削る間はあっという間ですが、大きさや形を揃えるために少し削っては寸法を確かめ、
慎重に作業を進められているのを見ると、これは想像以上に手間のかかる作業だと思いました。
こちらでは木地師としての仕事にとどまらず、漆塗りまで手がけます。
よって、商品として完成させたものを工房のギャラリーや外部の展示会に出店するなどして販売されています。
あえて無塗装の白木のパン皿は、当店の元オーナーである久野恵一さんが見本を持ち込んで作ってもらったもの。初めて見せていただいた時には、久野さんも、さて売れるかどうかといった感じだったのを覚えています。
今ではすっかり人気の定番品です。
(指出)