わがまま第3弾は、角深皿です。
冷製スープの皿として製作をお願いしました。
青い皿に白いじゃがいものスープを思い描いていました。
まさにイメージの通りに…!
この角深皿は、陶器のリム付深皿を参考にしていただきました。
性質のまるで異なる吹きガラスで、どこまで近づけるか未知数でしたが、ガラスの滑らかさの中に、がっしりとした造形を感じる力強い皿になりました。
リム(縁)があることで持ちやすく、適度な重さで安定しています。
「ガラス器」につきまとう華奢な印象は、使用する時、どこか緊張をもたらすものですが、わたしの思う星耕硝子の魅力のひとつに、「安心感」があります。
比較的肉厚なこともありますが、使い手の立場で考えられていることが大きいと思います。
ピッチャーの取手の付き方や、口の水きれのよさにもそれを見る事ができます。
どれも表面が柔らかく手になじみ、心地よいです。
全体にも細部にも、伊藤さんのまじめさや思いやりが、
丁寧な仕事ぶりに、その心が宿っていると感じるのです。
無色透明のものもあります。
大きさは、φ21cm h4.5cm ほど。
今週土曜日、8/19からはじまる《星耕硝子 伊藤嘉輝の仕事》
ぜひ楽しみにお越し下さい。
初日15時からのギャラリートークでは、製作の様子などをお話しいただく中で、伊藤さんの気さくなお人柄に触れることができます。
ご参加お待ちしています。
お申し込みは、電話 0364323867 もしくはメールフォームよりお願いいたします。
手しごと 山藤