丹波焼・俊彦窯(清水俊彦さん)の器が入荷しました
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清水俊彦さんは79才のベテランの作り手です。
師匠である生田和孝を、長年職人として支えました。
皿や鉢に、花びらのように縁から中心に向かって等間隔に
入った模様は、鎬(しのぎ)と呼ばれます。
ロクロ挽きした素地の表面を、金属製の道具で削りとることで
模様をつける技法です。
朝鮮の古陶磁から採り入れられた、現代でもよく見られる
ポピュラーな装飾技法ですが、清水さんならではの柔らかく入った鎬は、
職人時代からの繰り返しの仕事で培った技でしょう。
誰にでも真似できるものではありません。
糠釉は、籾殻灰を原料にした釉薬で、焼き上がりの表情が魅力的です。
明るく柔らかな白色の中に所々青白くなっていたりと、味わいがあります。
焼き上がりの良いものを現地で選んできました。
やや厚くロクロ挽きされ安定感があり、
糠釉の白色がどんな料理もよく引き立ててくれますので、
毎日の食卓で活躍してくれます。