小石原焼 太田哲三・圭 窯

小石原焼 太田哲三・圭 窯

九州を代表する民陶のひとつ小石原焼の里で
民陶の伝統を守り伝える誠実な窯元。
福岡県朝倉郡東峰村。九州を代表する民陶のひとつである小石原焼の里がここにあります。江戸時代初期に朝鮮系の技術が伝わって以来、焼き物がさかんになった地。大分の小鹿田焼とは兄弟窯ともいえるところで、飛び鉋・刷毛目・櫛描きなど、共通する技法が多く見られます。
戦前までは9つの窯元でふたつの共同窯を所有して仕事をしていましたが、昭和30年代の陶芸ブームに乗って一気に窯元が増え、現在では50軒を超えるほど。今もなお、昔ながらの手法のまま10軒の窯元で共同窯を焚いている小鹿田焼とは対照的です。

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そんな中、民窯の精神を守り誠実な仕事を続けているのが、太田哲三さんとその息子である圭さん。亡父・太田熊雄さんは名工として名を轟かせた方。バーナード・リーチの教えを受け、リーチ型や濱田(庄司)型のピッチャー、イッチンで山道を表した山道徳利を得意とするなど、卓越した技術の持ち主でした。
その父の厳しい教えを受けた哲三さん。口付徳利など、高い熟練度を感じさせる品を難なく作れるのは、作家ではなく職人として、繰り返し繰り返しの仕事を日々こなしたからこそです。

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もちろん日常使いにちょうどいい皿や小鉢、湯呑なども。民陶・小石原焼の伝統を守り伝える誠実な窯のひとつと言えるでしょう。

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