「手しごと」 について

小鹿田 鳩の箸置

民藝のある暮し「手しごと」
現代のライフスタイルに適う民藝の良品を、
みなさまの日々の暮しにお届けしたい。
手しごとは、そんな思いから生まれたお店です。
日本各地で今もなおつくられている手仕事の品々。
その中から民藝の視点で選びぬいた優れた手仕事を紹介してまいります。
ぜひ一度足をおはこびください。

 

久野恵一

創設者から

私たちの店に並ぶ品々は、日本各地の歴史と風土が育んださまざまな技術から
生まれました。
そんな技を伝える優れた職人がつくり出す品々は確かなものです。
お茶碗、コーヒーカップ、お皿・・・毎日使うものが、
自然と人との繋がりから生まれた「手しごと」であること、ぬくもりに溢れ、
丈夫で、健やかで、美しいこと、そして使いこむほどに美しさを増していく。
それだけで私たちの毎日は豊かになることでしょう。
お米をつくる農具、お米を食べる器・・・稲作のはじまりから、
日本の「手しごと」は多くの叡智と工夫によってつくり上げられてきました。
しかし、2000年以上にわたり培われた手しごとの文化が今、
社会の変容に伴い衰退しなくなろうとしています。

私たちは、連綿と続いてきた日本の「手しごと」文化を
絶やしてはならないと考えます。
それは日本の文化そのものと言えるのですから。

手しごと創設者 久野 恵一(2015年4月25日逝去)
▷ 久野 恵一 プロフィール